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石のつぶやき95 キノコは大凶作、マツタケも [平成阿房伝]

12月8日(火)09  産経新聞


高級マツタケ危機 奈良・野迫川村 猛暑と少雨…「100年に1度の凶作」     ■1キロ4万円→29万円に 

 今夏の猛暑と少雨で国産マツタケが例年にない不作となり、「幻」とも呼ばれる高級マツタケの産地、奈良県野迫川(のせがわ)村が大きな打撃を受けている。同村のマツタケは香り高く生育も良好で、市場にはほとんど出回らずに料亭などで珍重されてきた。紀伊半島中央の山間地の村にとっては貴重な観光資源だったが、今年は不作で、マツタケ料理が売り物の宿泊施設の予約が軒並みキャンセルされたという。関係者は「100年に1度の凶作」と肩を落としている。

 林野庁によると、今年の国産マツタケの収穫量は戦後最悪だった平成17年の39トンを大きく下回る見込み。8県から回答を得た調査によると、昨年の収穫量が日本全体の約半分を占めた長野県をはじめ岩手、兵庫などの有力産地で軒並み不作で、各地とも夏から秋先にかけての少雨をその理由に挙げている。

 長野県林業総合センターによると、今年の収穫量は昨年(34・5トン)の半分以下に落ち込むことが確実で、0・5トンと同県では戦後最悪だった4年に次ぐ凶作の可能性もあるという。

 価格も高騰し、大阪市中央卸売市場によると、国内産マツタケは前年に比べて軒並み値上がり。10月には最も取扱量が多かった岡山県産が前年度比1・75倍の1キロ当たり平均6万3696円で取引された。

 30センチを超すサイズが採れることもある野迫川村のマツタケは、大半が個人的に取引され、地元のホテルや民宿のほか、京都、大阪両市の料亭に出回る。例年は1キロあたり3万~4万円だが、今年は29万円にまで高騰。地元住民の口にもほとんど入らなかった。

 村観光開発公社運営の「ホテルのせ川」では、土瓶蒸しやスキヤキなどマツタケをふんだんに使った会席料理が人気で、シーズン中の宿泊は早くから大阪方面の客らの予約でいっぱいになる。しかし、今年はマツタケが手に入らないことから大半がキャンセルされ、250万円以上の損害が出たという。

 村地域振興課は「昨年は重油価格の高騰でホテルの経営は厳しかった。今年は少し楽になると思っただけに、マツタケの不作は痛い。村のにぎわいもなく、寂しい」と話している。

ふたこと:キノコの不作は予想されていた。9月の雨が必要なのである。梅雨の雨も必要だが激しく降れば菌が育たない。今年の総括をすれば、梅雨の雨が激しすぎ、山の表面の土砂をも流した。菌は育たない。今年の一番の問題は8月中旬以降の雨である。皆無である。それが9月まで続いた。結果、百年に一度の凶作といっても過言でもない。マツタケに注目されているが、問題は他の菌(胞子)で繁殖する有用なキノコ類である。とにかくキノコが少ないのである。最後まで見守ったが、終わりは通常の終わり方をしていた。こうなると来年のキノコは期待できない。マツタケはマツが元気であれば生産は回復する。他のキノコは菌糸が落ちなければ次の年育たない。わたくしの結論が間違ってくれればよいのだが・・・。
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