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10 まだ続きが・・・ [息子と暮らせば]


    まだ続きが・・・
 本来ならそれで終わるべき物語なのだが、悲しいことにまだ続きがあるのだ。
 Dは当然不合格。これで終わるはずだった。ところがM合格。そして悲惨なのはKの法学部、補欠A。という結果になった。当然俄然、Kに行きたい、息子は。調べてみると去年の補欠合格ゼロ。一昨年は補欠合格10名。補欠がとられると当然合格となる。それからの20日間は入試合格結果の数字を追う毎日であったが、なかなか更新されないのだ。更新されるのは他学部だけで法学部の更新は全くない。Rの締め切りはとっくにあったので捨てざるをえなかった。経済関係なので数学のできないのが分かっている息子故、その結論も仕方ないかなと納得せざるをえなかった。そこで仕方なく、Mの手続をしてKの結果を待つことにする。他学部は補欠全員合格とか、それ以上の合格者を出しているが、法学部は数字が出ない。辛い毎日であった。
 Mの締め切りが2日後に迫った。Kの入試情報を閲覧すると、法学部の補欠入学者の欄に0という数字が入った。息子は夢を見たのであった。あまりにも現実的な逆夢となった。わたしはそれでよかったと思っている。今までの息子のことを勘案するとこういう結果の方が、何となくわたしにとってしっくりする。
 しかしわからないのは、何でこんなことになったのかということである。Dは2点足らなかったと・・・。センター試験の結果が届いた。受けた教科は9割以上か9割に近い数字であった。英語のヒアリングの5割を除いて・・・。そんなすごい勉強をやっていたとは思えない、「いただきます、ごちそうさま」を繰り返していただけなのだ。世の中に理解不能のことがあるとすればどう考えてもこの息子のことだろう。息子と暮らしても何も分からなかった。
(了) 

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