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狂牛病(BSE)情報831 アシネトバクター、一部報告義務 超耐性菌は? [平成阿房伝]

10月1日(金)10   毎日新聞


アシネトバクター、感染症法で報告義務化へ
 厚生労働省の厚生科学審議会部会は1日、帝京大病院などで院内感染の原因となった多剤耐性菌アシネトバクターについて、感染症法の届け出対象に指定すべきだとの意見をまとめた。これを受け、同省は近く省令改正の手続きに入り、早ければ来年初めにも実施する。

 感染症法では、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌のうち、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌など5種類について、発症した患者の情報を国に報告するよう求めている。全国的な発生動向を把握し情報を公表することで、医療機関などの院内感染対策を促すのが狙いだ。

 耐性菌の種類によって、すべての医療機関に報告を義務づけているものと、大学病院などの指定医療機関(470施設)のみに報告を求めているものに分かれる。アシネトバクターは既に国内である程度広がっていると考えられることなどから、指定機関に絞って報告を義務づけることにした。【佐々木洋】


10月4日(月)10  時事通信


入院患者から多剤耐性「NDM1」=渡航歴なく国内感染か―厚労省
 厚生労働省は4日、さいたま市民医療センター(さいたま市)の入院患者から、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性遺伝子「NDM1」を持つ肺炎桿(かん)菌が検出されたと発表した。患者に海外渡航歴はなく、国内で感染した可能性が高いという。
 同省などによると、NDM1の確認は国内2例目。ほかの入院患者からは検出されていない。
 患者は肺炎で入院していた90代女性で、回復している。8月下旬の入院時に採取した尿から見つかり、国立感染症研究所が検査を進めていた。 

ひとこと:何とも危機意識のない緩い無責任な対応としか言いようがない。帝京のアシネトバクターが報告されていないとか色々報道された、帝京大がするべきことをしていなかった、報告していなかったというような内容で、帝京大病院が隠していたかのような印象を与えた。ところが今回初めて、大学病院などの指定医療機関(470施設)のみに報告を義務づけるようにした。これは監督省庁の問題。危機意識がない。超多剤性病原菌「NDM1」については問題にすらしていない。欧米では「スーパーバグ」として最大の脅威としている。今は感染力は弱いが変異すれば、とんでもない化け物になるという認識がある。だから恐れられているのだ。厚労省には、プロフェッショナル、オーソリティがいない。
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