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狂牛病(BSE)情報851 マクドおもちゃに条件禁止、米桑港 [平成阿房伝]

11月6日(土)10 Angela Mulholland,CTV,ca News


    ファストフードのおもちゃ禁止:大勝利? はたまたビッグブラザーのお節介?  

栄養価に合わない子どもの食事におもちゃのおまけを禁止するサンフランシスコ当局よる今週可決された条例は、長く待ち望まれていたことなのか、それとも市民の選択の自由を侵す政府のまた他の例なのかということである。

 CTV.ca.に登場した話には少なくとも二つの方向性がみられる。

 ある人は正しい方向への小さな第一歩、子どものための勝利と評価している。またある人は、この法律が、子ども達におまけで売っていたジャンクフードついて企業に考えさせることになるだろうという

 しかし多くの他の読者は、親のように振る舞って食に伴う国民的な病気を解決しょうとする政府の姿勢には辟易するという

 ある者はいう:「乳母状態の政府は俺の胃に何を入れるまで構うべきでない。」そしてある者はこのニュース速報を政治家に捧げたい:「政府の選んだ扉から羊のように俺達をおまえらの優越な知性と知恵で飼い慣らされるほど、俺たちは阿呆ではない。」

 禁止が市民の健康の問題となると、政府のすべき役割は何であるかという疑問が再び起きてくる。例え間違った選択をしても、人々は食品を選ぶ権利を有すべきなのか?どの時点で政府が規制するかに踏み込むのが、妥当なのか?

 オタワのYoni Freedoff 博士は、食事に付くおもちゃの規制が自由、あるいは自由な意志の妨げになるとはみていない。ただ不公平な販売に関する禁止であると

 「誰も何を食べるべきかは、問われない。マクドナルドが販売している食品をまだ買うことができる。」とCTVにいう。「栄養ということが理解できない子どもにおもちゃで釣るような売り方がマクドナルドにはできなくなったというだけである。」

 2011年12月から発効する条例では、サンフランシスコのレストランはおもちゃ付きの食事の提供も認められていて、果物や野菜も含めて600カロリー以下の食事であることと、他の基準とも合致するかということである。 子どもの食事におもちゃを付けているのはマクドだけであるが、素早く反応した。「私どもはこの結果をまことに残念に思います。私たちのお客様が求めたものではございませんし、お客様が望まれたものでもございません。」と。

 栄養学の権威David Katz博士は、親は禁止を求めていないということには同意する。しかし親はおもちゃも求めていない、と。 「マクドは子どもの食事におもちゃが必要なのかどうかついて、親に相談もしていない。あなた方は決定の要素ではないのだ。こうすれば親は子ども達に食事を買わせる方法がこれだというマーケティング会社に莫大な費用を払ってきた大企業なのである。このことが分かるかね?それは昔からあるやり口なんだ。」ともいう。

 Katz やFreedoffのグループ 公共の利益と企業の説明責任に関する国際科学センター( the Center for Science in the Public Interest and Corporate Accountability International)は、ずっと子どもに対するファストフードのマーケティングに抗議してきた。研究結果は子どもには、広告から本当のことを識別する力がないから、「ぼったくりのマーケティング」以外なにものでもないと結論する。 政府自体がそのマーケティングに制限を加えても、消費者の選択を侵すことにはならない;親が食品の決定にもっと自由になるように同じ土俵で争えるようになる。

 「要するに、あなたもしくはあなた自身で何を食べるか、あなたの子どもに何を食べさせるのか、決めなければならない。しかし決めるために実情を知っておく必要がある。さらに問題になるものは、政府が修正すべき責任があるものです。」とKatzはいう。

Freedhoffは、どこにでも早くて安上がりの食品があるこの世界で子ども達を養わなければならない親に同情する。私たちの環境は、ハッピーミール(ハッピーセット)が出現したこの30年間で変わってしまった。そして肥満の危機はサンフランシスコ条例のような規制に踏み込む時期に来ていることを示していると彼はいう。

 「政府には権限がある-事実、環境の変化に答える責任がある。ハッピーミールを禁止することではなく、子どもに必要でなくてもこのような食事を買わせるようにし向けるような販売方法を禁止する必要はあると」、彼はいう。

 そんな禁止など何の効果もないという批判に対してファストフード店の販売方法に制限を設けることで肥満の危機は解決していくものではない、とFreedhoffは答える。:それは始まりなのだと。

 子ども時代の肥満や食に関係する慢性病の増加を抑えるのに1つの方法などはない。しかし我々が知っている多くのことは、問題の一部分であるということ。さらに子供に向けた不健康な食品の「ぼったくりマーケティング」ようなものは、確実に貢献している(肥満に)ものの1つであると、いう。

一粒の雨に洪水の責任はない。これは雨粒である。できるだけ多くの雨粒が表明することが私たちがすべきことである。そしてそれが政府がすべき責務であるが、それが十分なことをしていないということだ。


ひとこと: サンフランシスコがこの条例の最初ではない、同じカリフォルニア州のサンタクララ郡が今年の4月に初めて制定した。この条例では、食事全体で600カロリー以下、塩分は640ミリグラム以下、脂肪のカロリーは35パーセント以下という基準に適合しなければならない。この基準に合格しないとおもちゃはもらえない。  サンフランシスコは、禁煙の嚆矢となった進歩的な市なのである。1983年、市庁舎では喫煙できない条例を制定した。ダイアン・ファインスタイン、女性の市長であった。今は上院議員。今タバコはどうなっている?吸う権利はあるというのが精々のお粗末、せめてもの抵抗ということか。悔しいね・・・。  この条例が可決され、さて今の市長、そんなサンフランシスコの世界に先駆けるムーブメント発祥の地とは思えぬ行動に打って出た。「拒否権」の発動である。さて・・・。
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