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石のつぶやき259 未だに把握できていない原発の実態 [平成阿房伝]

4月1日(金)11   毎日新聞


福島第1原発:「保安院から報告遅い」安全委が苦言
 深刻な事態に陥っている東京電力福島第1原発事故について、内閣府原子力安全委員会の代谷誠治委員は1日の会見で、「経済産業省原子力安全・保安院からデータが来るのが遅い。報道を見て『えっ』と思うことがたまにある」と述べ、政府内での情報共有が不十分との認識を示した

 安全委は、国会の同意を経て首相に任命された5人の常勤委員で構成され、原子力行政の規制機関である保安院を中立な立場から指導するのが役割原子力施設でトラブルがあった場合、通常なら委員会を開いて保安院から事故報告を受けるが、今回は事態が進行中でもあり、正式な事故報告もまだないという。
 この日、放射性物質の飛散防止のために実施された樹脂散布についても、事前に正式な報告はないという。代谷委員は「いろいろな機関に本部があり、事務局員を派遣して情報を入手しているのが実情だが、どうしてもタイムラグ(時間差)ができる。プラントの状況を正確に報告するよう保安院には求めている」と苦言を呈した。【西川拓】


ふたこと:ことが起こってから3週間が過ぎている。肝腎要の情報が把握できていない。これは当初からの問題で、未だに情報管理がまともにできていない、これは政府の危機管理ができていないということである。東電、原子力安全・保安院、さらに内閣府原子力安全委員会が存在するなどという阿呆な組織系統が災いしている。東電が情報を握っていること自体が、今回の深刻な状況をつくってしまったのである。まさに人災である。保安院の役割が、何のために存在しているのか、全く不明である。現場を歩いて正確な情報を集めるのが、役割であろう。他人事的な東電の発表を鵜呑みにして、事態を悪化させてきたのである。保安院も内閣府原子力安全委員会も必要のない組織である。無駄以外なにものでもない。
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