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石のつぶやき263 窒素注入で嘘がばれる [平成阿房伝]

4月11火(月)11    読売新聞


窒素注入、圧力上がらず…放射性物質が漏出
 東京電力は11日、水素爆発を防ぐため窒素を注入している福島第一原子力発電所1号機の格納容器で、圧力が1・95気圧から上昇しなくなり、放射性物質を含む蒸気や窒素が外部に相当量漏れていると発表した。 
東電によれば、7日未明から毎時28立方メートルの窒素を注入している。容器内の圧力は、7日の1・56気圧から9日の1・9気圧まで徐々に上昇が続いたが、10日頃から圧力が1・95気圧のまま上がらなくなった。  計算上は1000立方メートル前後の蒸気や窒素が外部に漏れ出したことになる。ただ、今のところ原発周辺の放射線量に大きな変化は見られない。 
1号機には、6日間で約6000立方メートルの窒素を注入し、1・5気圧を2・5気圧にする予定だった。東電では「格納容器の密閉性が損なわれ、相当量が漏れている」とみている。東電では、水素爆発を回避するため、当面、現在の注入を継続、対応策を検討する。

ふたこと:格納容器内に水が満水であれば窒素の注入はできない。6000立方メートルの窒素を注入する予定であったということは、水で燃料棒が覆われていないということになる。つまり容器内は燃料棒が依然として剥き出しになっているということである。窒素注入はアメリカの意向である。窒素が注入されるためには、格納容器内の気体を排気する必要がある。格納容器内の気体が外部に排出されたということになる。だから原発周辺の放射線量に大きな変化は認められないという言葉が出てくる。これは、外部に相当な放射能が出たということだ。さらに悪いことに、圧力が維持できないということは、放射線が外部に漏れていることを証明している。冷却水がどの程度燃料棒を覆っているのかを全く言っていない。これでは疑心暗鬼が風評被害を拡大していくと同時に、国民を不安に陥れる。この期に及んで、この状態を何と読み解く。原発の深き闇の世界か?
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