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石のつぶやき266 工程表は出しただけ・・・ [平成阿房伝]

4月18日(月)11    読売新聞


原発工程表、どういう根拠?作業員が達成に疑問

 福島第一原発で連日、修復作業にあたる作業員からは、工程表の目標達成を危ぶむ声が出ている。
 ある協力会社の30歳代の男性は「3か月で放射線量が減少傾向になるとは思えない」と話す。男性は17日も作業にあたったが、原子炉建屋の周辺では依然として放射線量が高く、作業は長い人でも数時間しか行えないという

 男性によると、マスクを装着し、防護服を着るため、作業員の中には、脱水症状を訴える人が出ている。雨が降れば防護服の上にビニール製のかっぱも着る。「梅雨になれば作業効率が落ちるし、熱中症も心配。東電はどういう根拠で期間を示したのか」と疑問を示した

 夫が同原発で下請け作業員として働いている女性(61)は、「ずいぶん長くかかるんですね」と表情を曇らせた。夫は事故以来、2週間に1回程度、避難所に帰ってくるだけ。「戻ると、ぐったりして寝てばかりいる。体重も減ったようで、こんな生活が何か月も続くのかと思うと、体が心配です」と案じていた。

ふたこと:菅政権に突っつかれたから、出しただけの工程表。何の根拠もない。ロボットによる検査も終わっていない。その前の工程表、信じる根拠が全くないのである。20キロ以内の避難指示の地域に10年や20年以上住めないといわざるをえない、これは国民の健康を考えれば当然のことであろう。それを心ないとか、首相は言っていないとか、詰まらぬ瑣末なことである。20年後に住めるのであればその道筋を示すべきである。ところが、原発がどう収まるかは、全くの未知数である。そのことで、あげあしをとるようなことでは、下手な期待を当事者に与えるだけで何の解決にもならない。正確なデータを元に最悪のケースを想定すべきである。そこから今はこの状態にあるというデータが出てもおかしくない。それを出すべきなのに、レヴェル7を宣言したあとは、その責任を放棄してしまった。
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