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狂牛病(BSE)情報922 ユッケで男児2人死亡、患者38人重症15人 [平成阿房伝]

5月1日(日)11   朝日新聞


焼き肉食中毒 患者38人、重症15人に

業過致死傷の疑いも


 金沢市の「フーズ・フォーラス」が運営する「焼肉酒家えびす」の砺波店(富山県砺波市)で集団食中毒が起きた問題で、富山県は30日、砺波店と別の系列店で食事をして食中毒症状を訴えた人が死亡した男児を含め38人に増えたと明らかにした。重症者も7人から15人に増え、重篤な患者もいるという。富山県警は業務上過失致死傷の疑いで捜査に乗り出した。


 フーズ・フォーラスの勘坂(かんざか)康弘社長は29日夜、金沢市の本社で会見し、謝罪した。勘坂社長は原因食材とみられるユッケについて、「肉がもともと感染されていたのか、店内に入荷してから他の肉や調理器具などから感染したのかは不明」と説明した。


 富山県厚生部によると30日午後5時現在、砺波店で19~23日に食事をした19グループ31人が食中毒症状を訴え、24人が入院した。うち12人が溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して重症になり、29日には男児1人が死亡した。捜査関係者によると、腸管出血性大腸菌O(オー)111が検出されて死亡したのは、同県高岡市内の小学1年の男児(6)。 

一方、高岡市にある「高岡駅南店」でも6グループ7人が食中毒症状を訴え、10代の男女3人がHUSを発症して重症になっている。多くの患者からO111やO157が検出されている。重症者の中には、別の10歳未満の男児と女児の2人も含まれているという。
 「焼肉酒家えびす」は1997年に1号店を高岡市に開店した。北陸3県に16店舗、神奈川県内に4店舗を展開している。同社は29日午後6時半から全店舗で営業を停止した。


~*「乳幼児・高齢者は生肉避けて」*~


 「ユッケ」などの生肉を食べることについて、日本細菌学会名誉会員で、大阪府立大学名誉教授の阪口玄二さんは、成人であっても健康状態がすぐれないときは食中毒になる危険性が高いと警告する。


 生レバーやユッケなどの食品自体の摂取が危ないわけではないが、「日本人はそもそも生肉を食べることに慣れていない」と話す。


 O(オー)157など腸管出血性大腸菌は、わずかでも体内に入ると下痢などの症状が出る。特に乳幼児や高齢者は重症化する恐れがあるという。「乳児に食べさせる親はいないと思うが、子どもや高齢者はなるべく生肉を避け、加熱した肉を食べるなどした方が安全だ」と指摘する。

ひとこと:毎年問題になっている。生食用でない肉を生(なま)で食べさせること自体、犯罪であろう。死亡者を出したことは、由々しき問題だ。日本もアメリカ化しつつあるのではなかろうか。アメリカでは食中毒で5000人近くの人たちが命を落としている。アメリカでは牛肉にしろ、鶏肉にしろ、O-157大腸菌やサルモネラ菌に汚染されていると思うのが前提である。この店に卸している食肉加工業者は肉をアルコール殺菌していたというが、アメリカの肉はアンモニア液に浸けられる。今まで食中毒が起こらなかったことの方が、不思議な気がする。取り締まる法律がないというのも日本的である。  
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