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石のつぶやき290 嘘ばかりでは、日本の原発は恐怖である [平成阿房伝]

6月7日(火)11 読売新聞


核燃料、圧力容器貫通の可能性…政府が報告へ

 東京電力福島第一原子力発電所の事故について、政府が国際原子力機関(IAEA)に提出する報告書の全容が7日明らかになった。

 報告書は、破損した1~3号機の原子炉圧力容器の底部から溶融した核燃料が漏れ出し、格納容器内に堆積している可能性を指摘した

 格納容器まで溶けた核燃料が落下する現象は「メルトスルー」(原子炉貫通)と呼ばれ、「メルトダウン」(炉心溶融)を上回る最悪の事象。これまで圧力容器底部で、制御棒の貫通部などが破損し、高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏出したことは明らかになっていたが、政府が公式にメルトスルーの可能性を認めたのは初めて

 また報告書は、原子力安全規制の行政組織が縦割りで、国民の安全を確保する責任が不明確だったと認め、原子力安全・保安院を経済産業省から独立させ、原子力安全委員会なども含めて、体制を抜本的に見直す方針なども打ち出した


ふたこと:こんな日本人の死活に関する問題が、意図的に隠されていたという事実は、日本で原発を制御できないことを示している。技術の敗北である。それを認めた上での今後のエネルギー問題を語るべきであろう。原発は電力供給のためには欠かせないという論理がまかり通る。厚顔そのものである。自民党の電源3法の破綻である。自民党はそのことを頬被りしてあつかしくも菅政権にそれを押しつけている。ドイツは福島を機に原発の廃止を決めた。当事者の日本が原発廃止を決められないとしたら、たれのために原発を動かそうとしているのか?日本国民はそのことを自覚すべきであろう。今回のことで誰に被害が及んだか・・・。われわれ日本人ではないか。今こそ、原発の幽霊から解き放たれる意志を持つことしかない。
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