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石のつぶやき302 こんな危ない原発を再稼働するのか? [平成阿房伝]

7月16日(土)11 時事通信


大飯原発1号機停止へ=需給懸念強まる―調整運転中にトラブル・関電


 関西電力は16日、定期検査最終段階の調整運転を続けている大飯原発1号機(福井県おおい町、出力118万キロワット)で、原子炉格納容器内にある「蓄圧タンク」の圧力が制限値を一時下回ったと発表した。同社は原因究明のため、同日午後に原子炉を手動停止する。このトラブルによる環境への放射能の影響はないという。 
関電は21日には高浜原発4号機(同県高浜町)を、22日には大飯原発4号機をそれぞれ、定期検査のために運転停止にする。大飯1号機は調整運転中ながらフル出力で電力を供給しており、今回の停止で、今月末までに原発11基中7基が停止することになる。関電管内での一層の電力需給逼迫(ひっぱく)が懸念される
 大飯1号機は東日本大震災直前の3月10日に原子炉を起動し、調整運転を開始。調整運転は通常、1カ月程度で終了し営業運転に移行するが、震災や福島原発事故の影響で調整運転を約4カ月続ける異例の状態になっていた。このため、営業運転に移るための最終検査を経済産業省原子力安全・保安院に申請する方向だった。 福井県の担当者は、定期検査で停止中の原発と同様、国が新たな安全基準を示さない限り、大飯1号機についても再稼働は認められないとの考えを示しており、運転停止の長期化が予想される。 

ふたこと:電力会社の恣意で原発の再稼働が行われていたことが証明された。調整運転を引き延ばし、原子力安全・保安院に事後承諾という流れだった。定期検査をした後でのこの失態、検査事項など殆ど実施していなかったことのあらわれである。圧力が低下したということは、漏れたということである。つまり、穴が開いたことに他ならない。耐圧検査をきちんと行えばこんなことは起こらない。定期検査などまともにやっていないことの証だ。さらに問題なのは、電力供給にカウントされていない調整運転中の原発が関電の技術力の不具合であったはずなのに、早速中国電力から電力の融通を発表する。恫喝を繰り返す電力業界、もうこれでは救われない。もっと救われないのは節電にまじめに取り組んでいる国民だ。
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