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石のつぶやき398 レーガンを謝らせた日系米人ゴードン・ヒラバヤシ氏追悼 [平成阿房伝]

2月12日(日)12 共同通信


強制収容拒否の日系人たたえる 米シアトルでシンポ

 【シアトル共同】第2次大戦中、米政府による日系米国人の強制収容は不当だとして抵抗、今年1月に93歳で死去したゴードン・ヒラバヤシさんをたたえるシンポジウムが11日、米シアトルで開催され、日系人やヒラバヤシさんの支援者ら約300人が参加。ヒラバヤシさんが1987年、強制収容は違法だったと認める連邦高裁判決を勝ち取ってから今年で25年になるのを記念し、シアトル大が死去前から企画していた。

ふたこと:明治の国策、棄民としての移民。二等国として差別され虐げられても果敢に生きた日本人。土地も手に入れやっと自活の道が開かれたときに、太平洋戦争が始まり、アメリカに住んでいた日本人は敵国のスパイとして、強制収容所に送り込まれた。日本の同盟国のドイツ人やイタリア人にはそんな処遇をしなかった。日本人だけに向けられたものだった。アメリカ人にとって唯一のパールハーバー奇襲は、有色人種日本人に対する最大最悪の憎悪を増幅した。その結果が、アメリカに生まれた日本の血を引くアメリカ人をも強制収容所へ送り込んだ。ヒラバヤシ氏はアメリカに生まれたらアメリカ人であるのに強制収容所に収容されることの違憲性を訴えた。ここにアメリカの矛盾、横暴さのあらわれそのものがかいま見える。それは今のアラブ人を無差別に捕らえ、グアンタモナ収容所に送り込む構図と同じだ。一番違うことは日本人が必死に働いて成し遂げた財産を白人が二束三文で買い叩いたことだ。これで日本人と日系アメリカ人は、無一文になってしまった。それでも不死鳥のようによみがえった日本人および日系アメリカ人の存在を、無視するには大きすぎると判断したときのレーガン大統領は、わずかの金で日系アメリカ人に謝罪した、その大きな運動を担ったのがゴードン・ヒラバヤシ氏である。
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