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石のつぶやき411 がれきばらまき、日本の命取り [平成阿房伝]

3月12日(月)12  琉球新報




「がれき移動は危険」 チェルノブイリ研究者が懸念

 1986年のチェルノブイリ原発事故で内部被ばくの研究をしたゴメリ医科大学(ベラルーシ共和国)初代学長、ユーリ・バンダジェフスキー氏の講演会(主催・放射能防御プロジェクト)が11日、那覇市民会館であった。
 放射性物質の体内取り入れの影響として、これまで甲状腺などへのがんの誘発や白内障などの影響が指摘されてきたが、ユーリ氏はそのほかに心臓など臓器への影響を指摘。自身の研究のデータを示し、「心臓など重要な臓器にセシウム137が蓄積され、心筋障がいなど心臓の疾患が引き起こされやすい」と説明した。 さらに、仲井真弘多知事が被災地のがれきの県内受け入れを検討していることについて、「がれきを動かすこと自体危険だ。放射能汚染がない地域にあえて持ち込むことはない。汚染しない野菜を栽培する場所が必要だ」と述べ、懸念を示した。 体調に変化が生じた場合、放射性物質の影響かどうか判断できる体制の構築が大切だと強調し、「的確な診断ができるよう医師が放射能のことをよく知る必要がある」と述べた。
 ユーリ氏の報告について、琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授は「はっきりしたデータが集められた研究は価値がある。特に放射性物質が体のあらゆるところに運ばれ、甲状腺などに集まる性質があるという指摘は重要だ」と述べた。ユーリ氏は13~19日、東京、京都、宮城など全国5会場で講演する。


ふたこと:私は以前、フクシマ第一原発3㎞以内の土地を買い上げ、瓦礫をそこに運んで処理することを提言した。放射能に汚染されたものを日本全国にばらまく必要はないということ、東電が最終的に責任をとるという姿である。瓦礫を各地方で焼却なり選別した上で最終処分地のフクシマ第一原発近辺に運ぶべきであるとしたい。瓦礫を地方自治体の権限で、かかる費用を税金(もちろん東電が支払うのであるが)で賄うことしか考えは浮かばない。そこでの雇用は確保される。日本全体で今回のがれきを引き受けるというのは、何となく美しく聞こえるが、原発再稼働だけを目指す野田政権の醜い姿で、今回の不幸をもたらしたであろう大手ゼネコンとのあまりにも悲しい協奏曲である。 東京にがれきが運ばれ処理された、東京はすばらしい。といいたいところだが、一体どれだけの税金が費やされたのか、そのことは何も述べられていない。それを受けた企業は東電の関連というではないか、何か怖ろしい利権の構造が垣間見える。
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