SSブログ

狂牛病(BSE)情報1001 米牛肉のラクトパミン、台湾で大問題 [平成阿房伝]

3月8日(木)12 中央社


ラクトパミン入り米産牛肉輸入解禁、台北で反対デモ
(台北 8日 中央社)行政院が5日夜、条件付でラクトパミン(肉の赤身を増やすための飼料添加物)を使用した米国産牛肉の輸入を解禁する方針を明らかにしたことを受け、中華民国養豚協会が8日、台北市内で大規模の反対デモを行った。
 政府は、明確な規定のないラクトパミン残留量について一定の基準を設け輸入に踏み切る構えで、現在のところ牛肉のみを対象とする方針だが、養豚業者の間には、一度基準を設定すればラクトパミン使用の豚肉輸入が開放されるのも時間の問題との懸念が出ている。

 このため、政府の解禁方針に反対する台湾各地の養豚関係者8000人以上(主催者発表)がきょう午前11過ぎ、台北市内の立法院(国会)に集結し、「解禁反対」、「国民の健康を守ろう」、「陳冲行政院長、退陣しろ」などと訴えた。デモ参加者のほか、一部の立法委員(国会議員)や、複数の民間団体による「反米牛連盟」も姿を現し、声援を送った。

デモ隊は午後には立法院から南に約1.5キロ離れた農業委員会に到着しスローガンを連呼、警察との間で小競り合いも起こったが、デモは無事に終了した。

政府は5日、輸入解禁の政策方針として「安全許容量のみ」、「牛肉のみ」、「標示の義務化」、「内臓は排除」の4原則を確認した。豚肉および、ラクトパミンを除く肉の赤身を増やすための化学物質は対象外とされている。.
ラクトパミン
英語:Ractopamine

豚や牛などの飼料添加物として用いられる化学物質。

ラクトパミンには興奮剤・成長促進剤としての作用があり、飼料添加物として用いることで、肉の赤身が増えるという。しかし、人体に対しては有害な影響を及ぼすことがある。「大紀元日本」は2011年3月30日付けの記事で、上海でラクトパミンを摂取した豚の肉を食べた300人あまりが中毒を起こす事例がおきたことを伝えている

中国および台湾ではラクトパミンの摂取による健康被害が問題となっており、ラクトパミンを含有する米国の食肉などを禁止または制限している。ちなみに、日本ではラクトパミン含有量が一定基準を上回る場合に輸入を制限する。
EU、中国、台湾では使用が禁止されている。

 EUでは1980年代後半〜1990年代初頭、喘息の薬だったクレンブテロールを違法に豚の餌に混ぜて使ったことで食中毒が発生した。同様の違反が繰り返され、クレンブテロールの属するβ作動性物質はすべて包括禁止となっている
中国では2002年、β作動性物質、性ホルモン等について、家畜の生産資材としての製造・販売・不法使用が禁止された。2007年のメラミン事件により中国製品が米国からボイコットされたことに対応し、塩酸ラクトパミンが使われている米国産豚肉の輸入を大幅に制限した。しかし、中国では現在でもクレンブテロールやラクトパミンのコピー商品が違法に作られ、広範に使われている。  台湾では2007年、塩酸ラクトパミンの残留基準値設定の動きがあったが、選挙に絡んで反対運動が起こり作業は中断しており、米国などの豚肉は輸入禁止となっている。

 ラクトパミン 食品名 残留基準値(日本) ppm 牛の筋肉 0.01 豚の筋肉 0.01 牛の脂肪 0.01 豚の脂肪 0.01 牛の肝臓 0.04 豚の肝臓 0.04 牛の腎臓 0.09 豚の腎臓 0.09 牛の食用部分(注) 0.04 豚の食用部分(注) 0.04 注)「食用部分」とは、食用に供される部分であって、筋肉、脂肪、肝蔵及び腎臓を除いた部分をいう。

ひとこと:日本では、ラクトパミンは全く問題にされていない。上の基準値も適当にでっち上げただけだ。なぜかといえば、検疫で残留したラクトパミンを検査した話を聞いたことがない。ラクトパミンの健康被害も把握していなかったというのが現状で、特に使用されている豚肉にも何の精査もないというのが実情である。厚労省は、日本人の健康に関して何も考えていない。これが悲しい現実とすれば、日本人の将来など見据えた行政はあり得ないことになる。ステロイド剤や抗生物質の多用に関しては、日本はアメリカに対して不問にしている。日本でも同様の情況なのか、そのことをはっきりして、日本の肉は安全だといって欲しい。 、
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。