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石のつぶやき530 過去を否定する美しい日本 [平成阿房伝]

10月25日(木)12 時事通信

ベルリン中心部にロマ慰霊碑=ナチスが虐殺の少数民族―ドイツ

 【ベルリン時事】ナチス・ドイツに虐殺された少数民族ロマを追悼する慰霊碑がベルリン中心部の連邦議会議事堂前に建立され、記念式典が24日、開かれた。式典にはメルケル首相やガウク大統領のほか、生存者約100人が参列した。

 かつてジプシーと呼ばれ差別されたロマは、ナチスの絶滅政策で約50万人が殺害されたとみられているが、旧西独政府は1982年までジェノサイド(大量虐殺)と認めなかった。メルケル首相は式典で、「あまりに長い間、無視され続けた犠牲者をしのぶとともに、言葉で表せないほどの不当な行為を記憶にとどめる慰霊碑だ」と語った。 


ふたこと:ドイツの過去(ナチスドイツの残虐行為)に対する態度は、このように確かなものとして表現されている。ナチス及びカギ十字は違法とされた。戦後ドイツはナチスの反省を具体的に成し遂げてきた。これもその一環である。歴史に、過去に真摯に向き合うことで確かな未来が開けるのである。  過去に目をそむけるものは、過去を否定せざるを得ない。過去を否定することで、過去が栄光であるかの錯覚にとらわれる。まさに倒錯の世界に陥る。そこからは何も生まれない。過去に拘泥することでしか、生きながらえない屍にしかすぎない。その悲しさに気付かずに、あるいは無視し続けてきたおのれの破廉恥に鈍感になっていくのだろう。だから過去を否定する。それが美しい日本国なのである。
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