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狂牛病(BSE)情報1048 ブラジルで初の狂牛病、2年間隠蔽 [平成阿房伝]

12月7日(金)12 Reuters


ブラジル政府、2010年の狂牛病報告を否定
ブラジリア発ロイター、ブラジル農務省は金曜日、Parana州の南部で狂牛病があったと報じたメディアのウェブサイト否定して、ブラジルには一例も狂牛病はないと発表。

ブラジル当局は、2010年Paranaで死んだ牛は、タンパク質が原因とされる狂牛病と呼ばれる牛海綿状脳症(BSE)ではなかった、13歳の乳牛に自然に起こる遺伝子の変異が起こしたものであるという。
 検査結果は牛に病気が発生していなかったことを示している。
 プリオンと呼ばれるタンパク質があった、それも非定型のBSEであったと付け加えた。

乳牛の組織の検査結果は今月世界獣疫機構(OIE)によってイギリスに運ばれた。 問題であるタンパク質の存在が確認されたとブラジル当局は記者会見で述べた。

 OIEはこの報告を公表していない。

 問題の牛は病気を発症したのでもなく、このことが原因で死んだのではないと農務省の高官はいう。

繁殖目的に使われ、牧草で飼育された雌牛の正確な死因は確認できなかったという。しかし敗血症か、ミネラル欠乏症であったという。飼い主は牛が倒れているのを当局に通告した。牛は24時間後に死んだ。神経変性疾患で死ぬのにはもっと時間がかかると当局は指摘した。 OIEはブラジルをBSEの清浄国のままにしていると当局はいう。ブラジル牛肉の輸入を阻止しようとBSEのクレームをつけるのであれば、必要ならいかなる輸入国に対しても法的手段をとると付け加えた。

 12月1日に検査のために牛の組織のサンプルをOIEに送るのに何故2年もかかったのかの質問に対し、当局は、国内で先ず徹底的な検査の実施の確立した手法に固執したという。 (以下略)


12月8日(土)12   Feedstuffs

OIE、ブラジルで初めてのBSEと発表 (12/7/2012)
世界獣疫機構(OIE)は12月7日、ブラジルが初めて牛スポンジ状脳症(BSE)の発生を報告したと発表。問題の牛は2010年12月18日にParana州で死んだ。13歳の牛肉繁殖牛は最初狂犬病の検査をして死んだ場所に適切に埋められたとOIEはいう。

 当時確立した手法に従って、ブラジル当該獣医局(OVS)は牛スポンジ状脳症(BSE)の 研究所分析用にサンプルを採っていた。2011年4月11日、BSEの病理組織学検査の結果は、OVS公認の研究所で陰性であった。脳のサンプルはBSE検査でブラジル政府公認の国立農業研究所に送られた。2012年6月15日、免疫組織化学検査で、陽性となった


 OIEは二つの検査の時間的な差があったことに、BSE診断に関わるネットワークの公認している研究所に問題が発生したことによるものであるとしている。

 
ブラジルでBSEが発生した場合のマニュアルによると、これはブラジル初めての狂牛病発生であるので、OVSはサンプルの診断が正しいかどうか、イギリスのOIE公認の獣医学研究所送られた。サンプルは、2012年12月6日、免疫組織化学検査で陽性と判断された。 OIEは、疫学的には牛が死んだ原因はBSEではなく、年寄りの牛によくある非定型のBSEではないかとしている。疫学的な調査で、放牧による大規模に飼育されているということであった。

 OIEは、ブラジルはBSEに関しては問題のない国であることを強調した。


ひとこと:ブラジルには狂牛病がなかったとされている。BSE清浄国である。日本もやっと来年清浄国の仲間入りをする。それを認定するのがOIEであるのだが、この組織はWHO同様、強い国の圧力に弱い。アメリカがカナダと同時期にBSEのリスクのある国から、リスクの管理できる国に昇格したときの強引さが目立った。日本と同じステータスとなった。つまり牛肉を輸出できる。世界の国々に輸入を迫ったのである。日本は、日本の狂牛病検査で21ヶ月の牛に狂牛病が見つかり、輸入するのであれば20ヶ月以下の牛以外、認めなかった。それが来年から30ヶ月以下に緩和する。緩める理由は何もないのである。  ブラジルは世界最大の牛肉輸出国である。日本の輸入量は少ないとされている。鶏肉や豚肉の輸入が多いはずだ。アメリカはブラジルからこの間、牛肉だけで概算33,000トン輸入している。ブラジルは、世界の国を騙して牛肉を売ってきたのである。それを援護したのがOIEということになる。OIEの査定も、ブラジルは清浄国のままだ。これはどう考えてもおかしい。
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