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石のつぶやき596 笹子トンネル、ゼネコンの責任は? [平成阿房伝]

2月3日(日)13 時事通信


路面陥没、車焼け焦げた痕も=笹子トンネル事故現場を公開―山梨

 中日本高速道路(名古屋市)は3日、天井板崩落事故が起きた中央自動車道笹子トンネル上り線(山梨県、全長4784メートル)の現場を事故後初めて報道陣に公開した。路面には、5人が犠牲となったワゴン車の焼け焦げた痕や、天井板の崩落でできたとみられる多数の陥没が生々しく残っていた。 

事故は昨年12月2日朝発生。138メートルにわたって天井板が落下し、車やトラック計3台が下敷きとなり、計9人が死亡した。

 現場の一部は「遺族の要望」(中日本高速)で非公開とされたが、トンネル内の最上部には天井板のつり金具を支えるアンカーボルトが抜け落ちた穴、路面上には天井板の崩落でえぐられたような痕が多数あった。側面部分にはコンクリートが破損し、鉄筋がむき出しになっている箇所も。ワゴン車が炎上した痕には、死亡した5人が乗っていたとみられる場所に合わせ、花束が供えられていた。

 笹子トンネルは8日の全面開通に向け、上り線を工事中。1月29日に天井板撤去作業が終了し、コンクリートの剥落箇所などの補修作業に入っている。事故現場全体の最終整備は、遺族が今後も訪れる可能性を考慮し、最後に実施するという。 


ふたこと:これはあくどいゼネコンの結果である。受注した時点でゼネコンはおのれの利益を抜いて下請けに下ろす。末端の下請けは、利益を上げるためにあらゆる方法を画策する。一番簡単な方法は、「てぬき」である。手抜きで利益をさらに図るのである。  わたしが現場監督のアルバイトをしていたとき、いちばんあからさまな実態はコンクリートの強度を偽ることであった。大量のコンクリートを使うのであるから、強度をごまかすことで多大な利益を生じる。検査があるときだけ強度が適正なコンクリートがミキサーカー車でやってくる。担当者テストピースを検査してそれで何も問題がなく、めでたし、めでたしの世界が繰り返されてきた。当然、でたらめの付けは回ってくる。それは阪神淡路大震災での、高速道路の倒壊、新幹線の陥没。しかし施工したゼネコンにはお咎めなしだった。国民を護るはずの国は震度を、6から7に変更し、あの震度では何が起きても不思議ではないということにしてゼネコンの責任を不問にしてしまった。  この笹子トンネルも同じ構図なのである。施工したゼネコンの責任を追及せずに終わりにすのか、亡くなった人達に何と言うのか。そんな感情など何もない金だけの企業と言うことなのか。資本主義社会では利益の追求は当然の行為であろう。ところがこの国においては、利益が保証されている大企業が日本国民のほとんどの税金を吸い上げている異常さであるのだ。  官僚が日本を崩壊させてしまった。 
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