石のつぶやき６５７ 村山談話を否定する自民党

6月7日（金）１３ 時事通信


「談話」見直せば日本孤立＝安倍氏をけん制―村山元首相


　村山富市元首相は７日夜、ＢＳフジの番組で、過去の日本の植民地支配と侵略を謝罪した１９９５年の村山談話に関し、「見直すとなると、昔の日本に戻るのかと不信を持たれる。日本はアジアからも米国からも孤立する」と懸念を示した。

　村山談話をめぐっては安倍晋三首相が４月に「そのまま継承しているわけではない」と国会で答弁。内外の批判を受け、「政権としては全体として受け継いでいく」と軌道修正した経緯がある。

　安倍首相の「侵略の定義は定まっていない」との発言について、村山氏は「本音が出たと受け止めた」とけん制。「歴代政権は口では村山談話を継承すると言っているが、首相が靖国神社に参拝すれば、（談話を）否定することになる」と述べ、談話の継承は行動で示すべきだと強調した。

　日本維新の会の橋下徹共同代表（大阪市長）の従軍慰安婦発言に関しては「話題を提供し、日本全体が批判されている。余計なことは言わないほうがいい」と批判した。　


ふたこと：日本の侵略はもちろんなかったと嘯く安倍に最後通牒を送る、村山元首相。ある程度の幅を容認してきた米政府も、橋下市長の言質にはとうてい許されないと・・・。ＮＨＫの従軍慰安婦を取りあげた番組に安倍は異議を唱えた。結果その番組は修正を迫られた。安倍の本質はここにある。ようするに、従軍慰安婦は存在しないのである。ところが現実は、彼女たちはいるのである。それに向き合うかどうかの問題である。

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