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石のつぶやき690 伊達公子のしなやかさ、日本の政治にはない悲しさ [平成阿房伝]

月29日(土)13 スポーツ報知


【ウィンブルドン】伊達「迷わない」女王セリーナと初対決!
 ◆テニス 4大大会第3戦 ウィンブルドン第4日(27日、ロンドン・オールイングランド・クラブ) 27日の女子シングルス2回戦で、世界ランク84位のクルム伊達公子(42)=エステティックTBC=は同87位のアレクサンドラ・カダントゥ(23)=ルーマニア=を6―4、7―5で破り、17年ぶりに3回戦に進んだ1968年オープン化以降の同種目では、大会最年長の3回戦進出29日(予定)の3回戦では、2年連続6度目の優勝を狙う世界1位のセリーナ・ウィリアムズ(31)=米国=に初めて挑む

 アラフォーの星が、テニスの聖地で最大の壁にぶつかる。大会女子最年長の42歳で進んだ3回戦は、世界屈指のパワーテニスを武器に2連覇を狙うセリーナが相手。女子ダブルスと混合ダブルスを含めて3種目にエントリーしている伊達は「一番やりたくない相手。当たらないで済むなら、ずっと当たらないで過ぎ去ってほしかった。さすがにパワーがありすぎる」とため息をついた。

 男子並みの破壊力があるサーブとストロークが武器で、ウィンブルドン5回の優勝を含む4大大会通算16勝を誇る最強女子。初挑戦の伊達は「思い切った、迷わない、自分にしかできないテニスを徹底したい。吹っ飛ばされたら笑って終わるしかない」と開き直った

 2年前の2回戦ではウィンブルドン5回優勝の姉ビーナスに敗れたが、果敢なネットプレーで第1セットを奪取するなど善戦。セリーナは「彼女のプレーを見ていた頃、私は若かった。今もあれだけできるなんて信じられない。芝コートで彼女のテニスは危険」と警戒した。28日付の地元紙デイリー・テレグラフは、ベースラインで打つスタイルが主流の時代に「前時代的なサーブアンドボレーの選手」と伊達を紹介。伊達がプロ転向してウィンブルドンに初出場した89年の出来事をイラストで列挙し、「(地元英国男子の)アンディ・マリーは2歳だった」などと回顧した。

 96年に東京・有明での国別対抗戦フェド杯で、当時世界1位のシュテフィ・グラフ(ドイツ)を初めて破る大金星を挙げた伊達。「今の年齢で3回戦は奇跡。ナンバーワンとできるチャンスを自分で手に入れたので、どんなプレーができるかやってみる」と得意の芝で世界最強撃破の再現を狙う。

ふたこと:伊達公子はすごい。京都山科で竹内 映二のもとで過ごした彼女は全てを卓越した。世界ランク8位まで登りつめながら引退した。96年大会の準決勝でシュテフィ・グラフ(ドイツ)を敗退の瀬戸際まで追い込んだことにも触れ、「グラフ戦のようにプレーできれば誰にでも勝てる」としつつも、「あれから17年もたっている」(ロイター マルチナ・ナブラチロワ)と語った。伊達公子は、一線を越えた。セリーナ・ウイリアムスに負けようとも彼女の不屈の闘志に日本の男児は脱帽せざるを得ない。それに引き換え、日本の軟弱さをアホノミックスに見てしまうのは当然の帰結と思えてしまう。
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