石のつぶやき732 漆黒の世界、秘密保護法 戦前回帰 [平成阿房伝]
11月12日(火)13 朝日新聞朝刊
黒塗りへの危惧
11日の衆院特別委で目を引いたのは、共産党の赤嶺政賢氏が掲げた黒塗りだらけの文書だった。特定秘密保護法案を作る過程で内閣官房長、防衛省、外務省、法務省、警察庁の意見などを記したもの。「情報公開(請求)してもわからない。各省庁の意見を明らかにすべきだ」と赤嶺氏は批判した。
秘密保護法案は、特定秘密を将来的に公開する保障はない。「安全保障に著しい支障を及ぼす」と判断されれば、国会にも裁判所にも提示されない。示された黒塗りの文書に、森雅子・同法案担当相は慌てて「原則開示する」と述べた。
こんなことでは不信感が募るばかりだ。
この日、1985年に自民党が提出した国家秘密法案に、当時反対した谷垣禎一法相も初めて答弁した。特定秘密保護法案を「情報公開法が今はあり、公文書管理法施行されている」と正当化した。赤嶺氏が「広報公開はまったく進んでないんじゃないか」と指摘したのには同感だった。
秘密保護法案が成立すると、黒塗りの範囲が広がり、永遠に黒塗りのままになるのではないか。そう危惧した。
ふたこと:情報公開が黒塗りのわけのわからない文章を出して情報公開していますという横暴な態度。これが全てである。国に何を期待できようというのか。日本の政治は漆黒の闇の世界。戦前が復活する。
黒塗りへの危惧
11日の衆院特別委で目を引いたのは、共産党の赤嶺政賢氏が掲げた黒塗りだらけの文書だった。特定秘密保護法案を作る過程で内閣官房長、防衛省、外務省、法務省、警察庁の意見などを記したもの。「情報公開(請求)してもわからない。各省庁の意見を明らかにすべきだ」と赤嶺氏は批判した。
秘密保護法案は、特定秘密を将来的に公開する保障はない。「安全保障に著しい支障を及ぼす」と判断されれば、国会にも裁判所にも提示されない。示された黒塗りの文書に、森雅子・同法案担当相は慌てて「原則開示する」と述べた。
こんなことでは不信感が募るばかりだ。
この日、1985年に自民党が提出した国家秘密法案に、当時反対した谷垣禎一法相も初めて答弁した。特定秘密保護法案を「情報公開法が今はあり、公文書管理法施行されている」と正当化した。赤嶺氏が「広報公開はまったく進んでないんじゃないか」と指摘したのには同感だった。
秘密保護法案が成立すると、黒塗りの範囲が広がり、永遠に黒塗りのままになるのではないか。そう危惧した。
ふたこと:情報公開が黒塗りのわけのわからない文章を出して情報公開していますという横暴な態度。これが全てである。国に何を期待できようというのか。日本の政治は漆黒の闇の世界。戦前が復活する。
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