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石のつぶやき756 棒読み、国民を愚弄する安倍 [平成阿房伝]

1月29日(木)14  日経新聞


首相、民主に冷淡・維みに秋波 国会答弁使い分け

 安倍晋三首相の施政方針演説などに対する衆参両院での代表質問で、首相と野党各党の距離感が浮き彫りになってきた。首相は「建設的な提案をするのが責任野党」と決めつけ、野党を分断する戦略。民主党への答弁は冷淡だが、日本維新の会、みんなの党とは秋波を送りあう。安全保障や教育、憲法などを触媒に野党が割れる構図だ。

 「握手だけかぁ!」。29日の参院本会議。中国、韓国との外交関係を問われた首相が韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の講演を聴き、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と握手した話を紹介すると、民主議員からヤジが飛んだ。いら立った首相は早口で答弁原稿を棒読み。議場が騒然となると、民主議員の席に顔を向け、「静かにしていただければ、もう少し聞き取れる」とやり返した。

 首相は「責任野党とは柔軟かつ真摯に政策協議をする」と繰り返す。だが、民主党の海江田万里代表は28日の衆院本会議で「首相がやりたいことに賛成し、すり寄る野党はよい野党と言いたいのか」と反発。対案を出し、政権と対峙する政党こそ責任野党だと、対決姿勢を明確にしていた。

 対照的なのがみんなや維新。29日、代表質問に立ったみんなの渡辺喜美代表は「みんなの党を責任野党と正しくご理解いただいている。首相の戦う覚悟と戦略が我々と共通ならば協力を惜しまない」と述べた。首相は施政方針演説後、渡辺氏に電話をかけ、政策協議を呼びかけていた。

 「何でも反対、何でも抵抗ではなく、建設的な提案をしてくれる野党は全て責任野党だ。結いの党とも協議をしたい」。首相はみんなとけんか別れした結いの江田憲司代表への答弁でもこう投げかけた。野党の足並みがそろわなければ国会運営は首相ペースで進む。野党分断は、集団的自衛権の行使容認など安保政策ですれ違う公明党などをけん制する材料になる。

 「議場内の雰囲気は異常だった。(維新やみんなは)補完勢力というより、翼賛勢力になりつつある」。共産党の志位和夫委員長は29日の記者会見でこう語った。


ふたこと:今日のテレビで安倍首相の答弁を聞いたが、人をバカにしている、舐めてかかっているとしか思えない。安倍の目の先にあるものは、国民の生活や若者達の行く末ではない。戦争のできる「積極的平和主義」なのである。外堀はすべからく埋めてしまった。もう我が世の春で、浮かれてきたのだ。相手にするものとしないものとを峻別して大政翼賛を目指している。そしてもう完成しつつある。「私に反対するものは相手にしない」というスタンスのあらわれである。これは日本人を不幸にする。
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