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狂牛病(BSE)情報1102 ニュージーランドでCJD [平成阿房伝]

3月2日(日)14  TVNZ


      まれな脳症が発見される



 オークランドの患者は不治の脳障害、クロイツフェルトヤコブ病(CJD)と診断された。1990年半ばのイギリスの狂牛病発生を連想させる症状である。

 CJDは脳の中に間違ってたたまれたプリオンというタンパク質が脳組織に小さな穴を作る。顕微鏡で見るとスポンジと似ているのである。

 患者は急激な健忘症となり、認知異常、幻覚をみたり、そして性格が変わる。CJDのある型では自然に発生する。一方他のCJDは感染した肉を通じて広がる。

  オークランド地区保健委員会の担当者は、先月自然に発生したCJDであることを確認したという。

同じような症状と病名であるが、この型はイギリスで160人以上が死亡した変異型CJD(vCJD)ではない。
 狂牛病とも呼ばれる牛海綿状脳症に感染した製品を食べてvCJDにかかる。

 Otago大学のCJDの責任者である準教授Martin Pollockは自然に起こるCJDにかかったたいていの人は2ヶ月以内に死亡すると言う。

 「それは突然だ。何故罹ったのか誰にも分からない。家族は悲嘆にくれる。例えばあるとき婆さんがレストランへいくのを見かけた。だが次の週には行くことができなくなった」

この型(sporadic)はうつらないと言う。

毎年ニュージーランドでは、5人ぐらいがこのCJD(sporadic CJD)で亡くなっている。vCJDで死んだ人は一人もいない、ニュージーランドでは。

 世界的にもCJDの85パーセントが自然発生型とみられる。

 認知症によく似た症状なのでこの病気の診断が課題であると言う。死んでからしか、決定的な診断ができないとも言う。死亡した患者の脳組織のサンプルをオーストラリアに送って検査した後でないと・・・。

ひとこと:ニュージーランドではヒトの狂牛病はないという。しかし、狂牛病と関連する羊の狂牛病であるスクレイピーは発生しているはずである。
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