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石のつぶやき820 オキナワは日本ではない 上から目線の「粛々」 [平成阿房伝]

4月6日(月)15    東京新聞 朝刊


沖縄知事「上から目線の『粛々』 怒り増幅」 初会談、平行線に



 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う名護市辺野古(へのこ)への新基地建設をめぐり、菅義偉(すがよしひで)官房長官と翁長雄志(おながたけし)沖縄県知事は五日、那覇市のホテルで会談した。二人の会談は翁長氏の就任後初。菅氏が基地建設を推進する政府方針を伝えたのに対し、翁長氏は県民の反対で建設は不可能として計画の断念を求め、平行線に終わった。対話の継続では一致した。 
 菅氏は会談で「日米同盟と抑止力の維持や、普天間飛行場の危険性除去を考えたとき、辺野古移設は唯一の解決策だ」と強調。「移設の断念は普天間の固定化につながる。法令に基づき粛々と進める」と工事を継続する考えを示した
 翁長氏は、新基地賛成の仲井真弘多(なかいまひろかず)前知事を破って初当選した昨年十一月の知事選に関し「辺野古基地に反対という沖縄県民の圧倒的な考えが示された」と反論した。

 翁長氏は、菅氏が繰り返す「粛々」という発言に対し、米統治下にあった一九六〇年代の沖縄の最高責任者を引き合いに「キャラウェイ高等弁務官の姿と重なる」と指摘。「琉球における自治は神話」と公言して住民の反発を招いた人物で、翁長氏は「粛々という言葉には問答無用という姿勢が感じられる。上から目線の粛々という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れて怒りは増幅される。絶対に建設することができないという確信を持っている」と訴えた。
 普天間飛行場の危険性除去をめぐっても「戦争が終わって、強制接収されて普天間飛行場も含めて基地に変わった。普天間は世界一危険だから、除去のために沖縄で負担しろということ自体、政治の堕落だ」と主張した。
 会談は約一時間行われ、翁長氏は安倍晋三首相との面談を要請。菅氏は検討する考えを示した。終了後、菅氏は記者団に「話し合いを進めていく第一歩になった」と評価。翁長氏は「(新基地反対の)姿勢を貫いていきたい」と述べた。


ふたこと:自民党の政治家は何かにつけて「粛々」という言葉を金科玉条のごとく用いる。語彙の不足、知的荒廃の現れ、つまりその場しのぎの「無用」なのである。切り捨てである。粛々とは、1.つつしむさま 2.静かにひっそりしたさま 3.ひきしまったさま 4.おごそかなさま(広辞苑より)であるらしい。官房長官の問答無用の言い方が粛々なので、それも上から目線の粛々、差別を言外に表している。人を食うとはこのことだ。とにかく会ってやったというだけで、伝わるものは何もない。沖縄県は、日本ではないといっているに等しい。
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