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石のつぶやき993 安倍もアメリカの奴隷 [平成阿房伝]

5月3日(日)15   日本国憲法の日に


 安倍の米両議院での演説に注目していた。「戦後レジームからの脱却」、つまり明治帝国憲法のよき時代への回帰でしかない。戦争のできる国になることである。だから、侵略戦争については黙していたのであり、ましてや従軍慰安婦などあり得なかった。これは安倍の今までの言明を、歴代の首相談話を引き継ぐと言いながら、あってないものに貶めた。メルケル・ドイツ首相がいさめたにも関わらず・・・。ここまでは強気であったのだ、安倍は。

 ところがアメリカ両院議会での演説は、悲しいほどの英語力で「アメリカへの忠誠、奴隷になりさがる以外何物でもなかった」。日本人民を金銭的に差し出し、命までも売ってしまった。これほど卑屈、アメリカに媚びを売った売国奴は、岸、佐藤以来だろう。しかし彼らでも、自衛隊員、「我が軍」の命までも差し出さなかった。しかし安倍は第二次大戦メモリアムを訪れて「私を戦慄が襲いました」という。これは靖国神社を想起させる。つまり、命を代償にしようとしている。

 さらに経済の話を言えば、TPPでもって世界の秩序をアメリカ共々成し遂げようとする思いを語るが、これは日本を不幸にするだけである。なんのメリットもない。農協を解体したことをアメリカに公言して何の得になる。すべてアメリカの思うままの演説である。

 最悪は「未来への希望」という見出しで、キャロル・キングを持ち出したことだ。彼女の詩はどこまでも無償の愛を謳ったもので、28億ドルという莫大なグアム基地整備事業に金を出すなどという大それたことなどあり得ない。錯覚であり倒錯でもある。

 日本はアメリカの意のまま、金も命も差し出すと公言した、安倍は。日米地位協定は日本国憲法の遙か上に神のごとく輝いているのだ。日本の民の意思など虫のかけらのごとく、これだけは日本帝国の姿だ。そして日本の官僚の、万々歳だ。 
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