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石のつぶやき1051 NHK 生ではなかった、錦織の試合 [平成阿房伝]

7月1日(金)16


生はクルマの中で見られたとか


  今さらながら己の無知さ加減に、だからこそ知らないことは調べているつもりなのだが・・・、狼狽、汗顔の至りである。実は「タックスヘヴン」のことである。ずっとこう思い込んでいた。“tax heaven”つまり「脱税天国」、何の違和感もなかった。ところが最近のいわゆるパナマ文書の流失で、「タックスヘイブン」という発音を聞くこととなった。ヘヴンの間違いだろうと高をくくっていたのだ。ところが実は、“tax haven”、「課税避難所」であったのだ。無知蒙昧だよね、知ったかぶりはしていませんが・・・。

 昨日、というより深夜、テニスを観ようとニュース解説の後(3日ほど前に水野氏が解説していた、ずいぶん久しぶりだ)、そのままにしておいたら何かセンターコートのすごさを3人(福井烈氏もいた)で話していて、しばらくして試合が始まった。昨日流れたので結構時間通りに始まったな、と思いながら観ていた。ランクが五百何位という仏の老練。ところが実際は一昨年、ランク25位だとか。決して侮れないというか、負けてもおかしくない相手である。観ていると相変わらず第一サーブが入らない。五分の戦いであった。時計を見ていると何かおかしい。今日本で1時半、それなのにロレックスも1時半、変だなーと思いながら観ていた。カメラに一滴の雨が映った途端、シートを張る指示が出てコートが覆われた。5分もしないうちに両選手が登場して試合再開となった。たまたま音声が入っていたので、10分の中断という声が聞こえた。えー5分も経っていないのに・・・。ここで初めて録画じゃないかと思ったのだ。確認した、確かにLIVEという文字が画面のどこにもない。当然「録画」という文字もない。もう一度時計を確かめる。やはりロレックスは同じ時間を示していた。時差が8時間であるはずだ。ま、負けそうなので第一セットが終わるまで観ることにした。タイブレークになると信じて疑わなかったが、12ゲーム目をブレークされ、次のゲームをあっさり取られ、錦織は第一セットを失った。これで負けだろうなと思った。すぐさまネットで調べることにした。錦織はその後3セットを取って逆転勝ちした結果が流されていた。もう一度テレビの画面の隅々まで確かめた、録画という文字がないか、やはりなかった。LIVEもなかったが。騙された。詐欺に遭ったようなものだ。試合の途中から音声を消していたから、音声で何か言ったかは知らない。しかし、中継であるか、録画であるかははっきり画面で表さなくてはならない。基本の基であろうと思う。日本のスポーツ中継を観ていていつもおかしいと思うことがある。それは直前のプレーの録画を流すときである、LIVEの文字が入ったまま録画という断りがないことだ。夢か現の境目がないということなのである。由々しきことであろう。録画を生のごとく見せることは極めて犯罪的なことである。虚を実のように見せる、それは嘘という。
 録画と生(LIVE)は比較するまでもなく、生は「見た通り」を伝えることができる。それに対して録画は編集することができる。悪意があれば事実と異なる結果にすることもできる。ゆえに編集という作業は大変重要なのだ。録画でも編集という加工を施さなければ、ほぼ「その通りだろう」ということになる。つまり全てを見せれば、納得がいく。現実でそのことが一番問題となるのは、検察調書を作成するときであろう。この場合全面可視化しかないのである。編集すれば嘘になる。冤罪を生むだけだ。
 今回のウインブルドンは、犯罪である。録画を生のように見せたからである。万一音声で断っていたという言い訳をするなら、あり得ない話なのだが・・・。なぜならテレビという媒体は、画面を通じてそのことを伝えなければならないからだ。それをしていなかったというのは、意図的だとされても弁明の余地はなかろう。 破廉恥。
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