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石のつぶやき1055 北海道新幹線開通、奥津軽いまべつ-木古内間 [平成阿房伝]

とにかく出てみた


約束はしていた
18切符で取りあえず横浜に出る。6月沖縄に居るとき驚いたことにケータイが鳴った。何日も音沙汰がないケータイ。それが現実。横浜の友人からだった。近くに来たので電話したという。北谷町に居たときだった。6月19日の抗議集会の後、辺野古に寄った後北谷町に着いたのであった。辺野古の便がよいところが見つからなくて遠く離れたところとなり、辺野古と離れてしまった。そのとき、横浜に行くことは決定した。

  旧交を温める
23日出発。18切符は20日以降しか使えんのだ。横浜に着いて友人とどこで飲むか、迷った。おでんをやっている店に行きがかり上、選んでしまった。おでんは安いが酒は高い。日本酒は千円以上。そこで飲んで、ホテルでまた飲み直す。友人がいろいろ当たって見つかったのがこのホテル。これが凄いのだ。今まで泊まった中で一番狭い、そして汚い。値段は8,000円近い。馬鹿にしている。けど彼が言うにはこのホテルしかとれなかったという。宜なるかなである。アパであった。さすが、安倍のお友達、せこすぎる。

翌9時頃彼から電話が入る。二日酔いでだめだという。それは想定内。埼玉の兄貴分に連絡を取る。彼の言うのには、馬車駅から埼玉の路線があるという。確かにそうなのだがほとんど無いのだ。それはそうと、店が開いていない。シュウマイの店がない。地図を確かめると、桜木町駅へ500メートルぐらい。暑い中を歩く。駅にはシュウマイはあった。

桜木町で八王子行きに乗る。でもなんだかおかしい、山手線にたどり着きたいのにそんな気配はない。おかしいので降りて駅員に聞くと、戻らなければならないという。戻ることにする。またやり直しで山手線に乗る。本来は池袋が近道であるが、新宿に降りてみる。何事もないこと(都知事選のこと)を確認して、電車に乗る。昔に比べるとここもずいぶん変わってしまった。駅が遠くなった。そしてわかり辛い。

兄貴分と旧交を温める。一泊して歓待されたが、何しろ食が進まない。非常に申し訳ない。酒は進むのだが・・・。彼は明日上野で寄り合いがあるというので、一緒に出かけることにする。翌朝娘さんに最寄りの駅まで送っていただく。乗換駅で彼が切符代わりの電子マネーをチャージするので改札を出て待っている。出てきたので歩き出したが、途中見失った。仕方なく上野に出て東北に行く手立てを考えていたら、背中を叩かれた。彼であった。見失ったので見つけに来たらしい。しっかり別れをお互い告げる。また会おうと。

  北に向かう
常磐線でなら「いわき」まで行ける。その後のことは何ら表示されていない。後で時刻表を確認すると、いわき―竜田間、原ノ町―相馬間、浜吉田―仙台間は動いていて、富岡―原ノ町、駒ヶ嶺―浜吉田間は代行バスとなっている。取りあえず宇都宮を目指す。ホームに降りると宇都宮行きは出たところ、しばらくないので駅員に聞くと、次の普通を乗れば他からも宇都宮行きがあるので乗り換えれば宇都宮行きを待っているより早く着くという。宇都宮から黒磯へ。

黒磯から郡山。郡山と言えば、昔ワンステップフェスティバルという大規模なロックコンサートが催されたそうな。上田正樹&サウス・トゥ・サウスが前座で出ていた。キャロルもそうだったという。最後はなぜかオノヨーコ。大規模なコンサートの嚆矢となった。素人がやりたくてやり遂げられた、そんな時代が郡山にあったのは、このことば「一人で見る夢は夢で終わるけど、みんなで見る夢は必ず実現する」通りに若者が動いたからです。郡山から福島。福島から仙台へと乗り継いでいった。仙台から盛岡まで抜けることにする。一本では行かないので一関まで行く。そこから盛岡まで。通勤時間帯にもかかわらず、座れるのである。

盛岡から先へ進むかどうか、駅員に問うてみた。若い女子駅員はいう。銀河鉄道と新幹線に乗って八戸へ行くのとの金額の差は500円ぐらい。八戸は盛岡より賑やかではないと。それで決まり、盛岡に宿を取る。安いホテル。飛び込みで3,800円。晩飯は居酒屋に行くか悩んだが、コンビニで済ませることにする。食欲がない上、酒を飲めばある程度食べなくてはならない。それを食べれば下痢になること必至。それだけは避けたかった。酒と肴を買う。疲れているのにもかかわらず、あまり眠れず。朝食を摂って出発する。

新幹線で八戸まで行き、青い森鉄道に乗る。銀河鉄道同様、第三セクターのはずだが18切符が使える。新幹線が通ると今までのJRは第三セクターとなり、さびれていく運命となる。当座は新幹線が通るところは栄える。第三セクターとなるとJRとの連続性がなくなる。乗客は地元だけの客となる。外からの客は新幹線に乗る、自然に過疎化していくのに外部の客も来ない。さびれていく以外ありえないことになろう。JRだけはおいしいとこ取りする。在来線込みで新幹線を建設すべきであろう。つまり従来の線路もJRが責任を負うということ。第三セクターに移管すると必ず赤字を抱えることになる。そして沿線の街が廃れていく。そんなことを考えながら青い森鉄道の通る、清々しい自然を満喫する。

青森駅の周辺はこぢんまりした感じだった。以前クルマで来たとき青森市内をうろうろした。でかい街だなという印象があった。時間があるので駅の周りを徘徊する。郵便局に寄る。旅のときは郵貯が便利だ。どこでも手数料が要らない。どこにでもあるので重宝する。弁当とビールを仕入れてホームで時間待ちする。ホームの端で弁当を食いながらビールを飲んでいると、自転車の男が視界に入る。駅の外の線路沿いから小さな子供に駅を見せているようだ。でも何かが変なのだ。10メートル以上離れているの定かではなかったが、写真なのではないか。注視してみるとやはり写真であった。遠くから見ると小さな子供を抱いて駅の様子を見せてやっている感じでなので違和感もない。そのことが異様さを感じさせる。30分もそうしていたろうか、やがて写真を自転車のかごに入れて消えていった。

  奥津軽いまべつと津軽今別ややこしい
1時過ぎの三厩(みんまや)行きの津軽線に乗る。八戸の駅で駅員に北海道に抜ける方法を書いてもらっていた。奥津軽今別で新幹線に乗り換える。木古内から函館。と記してあった。三厩は龍飛崎に行ったとき、青森に向かうすぐのところにあったのを覚えている。もちろん、みんまやとは読めなかった。元々はみうまや「つまり厩(ウマヤ)が三つ」だったが、あとで「みんまや」になったらしい。1時間以上乗って、新幹線の構造物に近づいてくる。この路線に今別という駅名があったのを確認していたので、その駅名を確認すると津軽二股、やり過ごす。そこから二つ目が今別。そこで降りるが雰囲気がない、新幹線の構造物は見当たらない。運転手に確かめると新幹線は二股だという。30分ぐらいしたら戻ってくるという。駅を出るとマイクロバスが待機している。運転手に尋ねると公営で三厩と二股の間を走っているという。親切な人だった。結局待っている方がよいと。どちらにしても5時過ぎの新幹線にしか乗れない。時間通り列車がやってきた。二股かいまべつで2時間ほど待たねばならない。アスクルという名の道の駅があった。冠がついていても訴えられたら負けるだろう。「あすくる」でもよかったんじゃないかと思う。ステーキが売りだとか。そんなことは後で知った。店内を見渡して値段が高そうな感じがする。酒も並んでいないし、購買意欲に欠ける。時間潰しにもならなかった。

  津軽海峡を渡るのにオプション券が要る
北海道に渡るには新幹線に乗らなければならない。1区間(奥津軽いまべつ―木古内)、18切符の対応として2,300円。特急料金2,510円といさりび鉄道の料金960円(18切符は使えない、木古内―五稜郭間)あわせての2,300円。全車指定席、空いていれば座ってもよいとか。当区間38分。全車禁煙車両。ホームに喫煙所。奥津軽いまべつ-木古内間は、海底トンネルの陸地部分。新幹線一駅なのに37分かかる。

ということで2,300円のお買い上げ。地上から改札までの高さは異常に高い。段数が表示されていたが失念した。ホームはまた降りるのである。通常の新幹線は上がったところがホームになっているが、ここはまた下るのである。つまり金がかかるということか。上がって下がるということは単純に考えれば平地のままでよいということだ。ここはエレヴェーターで上がってエレヴェーターでまた下がる。何か伺うことのできない深い訳があるのでしょうね。北海道新幹線開業と大々的に報じられたのでどこまで新幹線が通じているのかが分かった。木古内の次の函館北斗駅までなのだ。北海道に入って二駅だけ。これじゃ北海道新幹線開通じゃないのです。毎日大赤字という話を聞いていたが、宜なるかである。札幌まで全線開通したとしても、採算はとれまい。新幹線のおかげで在来線はJRから切り離されて経営は第三セクターとなる。新幹線の通るところは美味しいというが北海道は例外になろう。それは飛行機との競争であるからだ。道民が東京から帰るのに列車に乗るという発想がない。赤字が増えても儲かることはあるまい。そもそもJR発足時からの問題でもあるのだ。JR各社の儲けをプールして赤字のJRに補填する仕組みを作れば、解消する。そのためには端から採算のとれぬものに投資すべきではない。新幹線が悲願という風潮をつくりあげてきた。それは採算がとれるという前提であろう。同じことはリニアモーターカーにも言える。人口が減っていき、生産活動も伸びることもない。そんな社会的状況から乗る人がどれぐらい居るのだろうか?無駄なことに大金、最終的に日本の付けとなって国民に帰ってくる。日本国の破綻に追い打ちをかけているに等しいと言えよう。

とかなんとか、海底トンネルを通過しているとき考えてしもうた。もう木古内であった。いさりび線は左に行けばあると聞いたので左に行くが見当たらない。階段を降りて探すも分からない。広場には道の駅があった。うろうろしても線路はどう考えても新幹線の隣であろう。そう思って元来た道を戻る。渡り廊下の中央によく見ればいさりび線乗り口とある。時間は十二分にあるので道の駅に行く。嫌に肌寒い。レストランらしいレストランがあり、見屋ものなどを売っているところは、充実している。酒もワインもある。買ってみたいというものがある。取りあえず地酒とししゃもの燻製を買う。自由に座れる馬車が確保されている。子供が親と遊ぶ小さなスペースもある。シシャモがかたい。柔らかいのもあった。酒を飲んでいると時間が充実した気になる。それでも時間はあるがいさりび線の待合所に行って列車を待つ。


   いろいろ考えたが・・・
いさりび線は五稜郭まで。乗り換えかと思いきや、函館駅まで乗り入れていた。木古内から1時間ぐらいか。駅前でフードコートを開催しているというが、土、日となっていた。駅前の会場は、小数がやっていた。ラーメンやバーベ-キュー、食う気がしない。それより今夜の宿。駅前のホテルを当たるが満杯という。2,3あたるもない。少しだけ朝市場に近い宿で聞く。空いていた。ほっとする。5,400円。明日からの段取りをする。首尾よく行かない。小樽まで出るつもりであったが、朝一番の長万部を通る列車に乗っても夕方にしか着かない。それを逃せば8時以降にしか着かない。長万部で4時間費やさねばならない。北海道を少し回ることにしていたが断念する。

となりの回転寿司で食事する。といっても酒を飲むぐらい。イカソーメンと酒を頼む。こりこりと歯ごたえはよいが、甘みがない。カニ汁があるので頼む。味噌汁の味はするがカニの味はしない。ふた欠片のカニは入っているのだが・・・。おばちゃん、カニの味はしないというたのに、反応しない。もう食う気がしないので、近くのコンビニに行って酒を買う。函館なのに悲しい味だった。酒が少なかったのか、あまり眠れなかった。朝食は6時半、7時に乗らなければならない。少しばかりの飯をいただく。何を食ったのか忘れてしまった。昨日、今日の予習を怠った。取りあえずいさりび線に乗って戻るだけ、妙高を目指して・・・。

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