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石のつぶやき 1057 石棺も選択肢の一つ、抗議で削除 [平成阿房伝]

ふたこと:昨日(8月8日)、あれから71年目の玉音放送。畏れ多いお言葉はかようにたまわれる。前は神。今は象徴。簡単に言えば、「儂も年いった、隠居する」ということだろう。この報道は凄かった。阻喪がないように熱心に取り組んだ。何事にも忖度する日本の不思議なマスメディアが・・・。 閑話休題 石棺はよく話題になる。しかし一般論であって、しかるべきところが言った訳ではなかった。ところが今回は原子力損害賠償・廃炉等支援機構が言及してにわかに真実味を帯びてきた。それを、福島県知事が抗議したというのだ。石棺を考えなければならないほどの状態であるということなのだ。チェルノブイリでは爆発が起き、原発から半径30キロメートルの範囲を居住禁止にして原子炉を石棺にした。フクシマ第一原発も爆発した。水素爆発と言っているが、実態は分からない。現実に核物質が多量に飛散したということだ。チェルノブイリに倣えば、原発から半径30キロメートルの範囲は居住禁止にすべきである。それを除染除染という念仏でもって住める地域を広げ、賠償の責任を回避しようとしている。森や山が除染されていれば居住できるとは言えないのだ。こどもや次の世代がなんの不安もなく住めるというのが前提である。不安を感じる人達がいれば、その人たちのことをしっかり考えねばならない。やはり住めないところは住めないことにしなければ、ことは前に進まない。石棺の話が出ているのは、とけた燃料棒が取り出せないという認識があるからだろう。


7月16日(土)16  08時05分 朝日デジタル


廃炉計画で「石棺」に言及、福島知事の抗議で削除



 東京電力福島第一原発の廃炉計画で、原子力損害賠償・廃炉等支援機構が、溶けた核燃料を原子炉建屋ごとコンクリートで封じ込める「石棺」について言及したことに対し、福島県の内堀雅雄知事は15日、経済産業省を訪れ、高木陽介副大臣に抗議した。機構は技術戦略プランから「石棺」という言葉を削除することを決めた。

 機構は13日に公表した技術戦略プランで、将来の核燃料取り出しに向けた選択肢として、「石棺は長期の安全管理が困難」と評価。一方、「今後明らかになる内部状況に応じて柔軟に見直す」と含みを持たせた。

 それに対し、内堀知事は「非常に大きなショックを受けた。元の生活を取り戻そうとしている住民が諦めなければならないという思いになってしまう」と強く抗議高木副大臣は「否定するつもりで書いたもので、石棺をする考えは一切ない」と答えた。

 「石棺」は、旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発の事故で、原子炉建屋をコンクリートで覆った対策。老朽化のため、2012年から新たなシェルターの建設が本格的に始まっている。

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