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石のつぶやき1066 生前退位、とんでもない [平成阿房伝]

9月12日(月)16


生前退位、もっての外


9月10日の朝日新聞朝刊に「男系維持派 困惑」という見出しの記事で、男系維持を求めてきた識者の反応という囲み記事があった。
小堀桂一郎・東大名誉教授
  天皇の生前御退位を可とする如(ごと)き前例を今敢(あ)えて作る事は、事実上の国体の破壊に繋(つな)がるのではないかとの危惧は深刻である。(略)摂政の冊立(さくりつ)を以(もっ)て切り抜けるのが最善だ
-「産経新聞」7月16日付朝刊
 渡部昇一・上智大名誉教授
  最も重視しなければならないことは、これまで男系で続いてきた万世一系の皇統を守ることだということです。今の天皇陛下が大変、休息を欲してらっしゃるということが明らかなのであれば、すみやかに摂政をもうければいい。
 - 「正論」9月号
 加地伸行・阪大名誉教授
  両陛下は、可能な限り、皇居奥深くにおられることを第一とし、国民の前にお出ましにならないことである。(略)〈開かれた皇室〉という〈怪しげな民主主義〉に寄られることなく〈閉ざされた皇室〉としてましましていただきたいのである。そうすれば、おそらくご負担は本質的に激減することであろう
-「WILL」9月号
(いずれもお気持ち表明前)

 国体などという物騒な言葉が当然として出てきている。ゆめゆめ今行われているいわて国体と思ってはならない。これは国民体育大会。 小堀桂一郎・東大名誉教授のいう国体は、71年前の日本帝国憲法での天皇の神としての存在、軍隊の統帥権をもつ。しかしその責任は負わない。戦前に回帰することである。だから生前退位は論外なのである。
これまで男系で続いてきた万世一系の皇統を守ることだということ(渡部昇一・上智大名誉教授)。なんか国家が成立したときから連綿と続いてきた天皇制のように聞こえるが、明治のときに初めてでっちあげたと言っても過言ではない。
〈開かれた皇室〉という〈怪しげな民主主義〉に寄られることなく〈閉ざされた皇室〉としてましましていただきたい(加地伸行・阪大名誉教授)。「開かれた王室」かのように皇室がマスメディアに取り上げられてきた。怪しげな民主主義に皇室は感化されたと・・・。外へ出るなということである。すごいですね。敬語を駆使しながら命令しているんですよね。
 安倍晋三も同じ考えである。が、立場上意に反すること、去年の談話、慰安婦問題等々、彼らから批判されている。この戦前の世界はいやだといっても、憲法改正できるんですよね。両院で改憲勢力が三分の二以上ですから。また北朝鮮が火に油を注いでいるものですから憲法改正は目の前に迫っています。また同じことをくり返せば、やっぱり日本国民はアホということですよね。国体を守ることだけが日本の軍隊の役割である。国体を守るために松代の地下壕に大本営を建設していた。その間沖縄では唯一の地上戦、沖縄が本土の捨て石とされた。沖縄の人々が犠牲になろうとお構いなしであったのだ。日本軍は日本国民すら助けないのである。守るものは国体なのである。  
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