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石のつぶやき1134 前原誠司は二束三文で民進党を売ってしまった [平成阿房伝]

9月29日(金)17

      前原誠司は民進党を二束三文で小池百合子に売ってしまった


 今回の解散劇は、安倍がもりかけで保たないという焦りの結果である。もりかけはどう考えても安倍晋三はアウトである。嘘、記憶にない、記録にないに終始してもりかけを終わらそうとしてきた。要するにはぐらかしてきただけである。ところが今までの嘘を覆す音声テープが出てきた、これが解散の大きな理由である。さらに財務省が7月に廃棄するとしたデータは残してあると麻生は嘯いた。万事休す。
 で、解散の大義を消費税増税分を教育無償化に使う、国難突破など、取って付けたような政策を旗印にした。9条の改憲も付け足した。安倍が過半数を制すれば、もりかけは何の問題もない、国民の信任を受けたとしらを切り、軍事的にも国難突破を支持されたとしてアメリカの武力行使に積極的に加わろうというものだ。日本国民にとって最悪の結果となる。今でも最悪であるのだが、まだ現実味を帯びていない。この選挙で安倍に過半数を取らせたら最悪のシナリオが現実となっていく。これはどうにか阻止しなければならないが勝ち目はない。
(自・公+維新+こころ+「小池」新党)対(民進+共産+自由+社民)という構図で何とか安倍の過半数阻止であるはずだった。もりかけをバネとして国民に訴えれば、という幻想で戦うしかなかった。民進の阿呆が、原発ゼロ、消費税現状維持か減税なぞという政策を認める訳がない。中途半端な戦いしか出来ないので、困ったものだ。それでも戦う。これが解散数日前までのことだった。
 
 ところがである。小池新党の立ち上げは若狭と民進党を裏切った細野とがちまちまやっていた。そこにいきなり「リセット」という形で小池百合子が党首をやると宣言。政策として原発ゼロ、消費税凍結と掲げた。前原は前のめりとなり小池と組むことに全力を傾けた。前原の思い、何としてでも安部独裁を潰したいという入れ込み状態に食いつき、民進党と小池新党との合流と錯覚をさせ、合意にいたった。そのためには民進党を解体して「希望の党」で立候補するという言質まで取られた。前原は民進党全員が「希望の党」から出馬できるからということで民主党両院総会で党員を納得させた。その結果を見るや小池は、安保法制、憲法改憲を踏み絵とする民主党員の選別を言い出した。民主党員を全員受け入れることはさらさらないと凄んで見せた。後の祭り、民進党の金と小池のめがねにかなう民進党員だけが選別され、民進党は消え去ることになった。

 これだけのことが安倍の解散を契機としていきなり出てきたとは考えられない。ずいぶん前から用意周到に準備されたものであったのだ。それは「希望の党」設立の記者会見を見れば明らかである。小池百合子登場の前に思わせぶりな動画が流された。ずいぶん金と時間がかかった、手の込んだ代物である。一説には一ヶ月以上前につくられたものだという。小泉純一郎との会談で原発ゼロを標榜して、小泉を唸らせている。この流れの裏にはさらに小沢一郎、細川護煕らも協力しているとまことしやかにささやかれている。この流れに乗った。と、議員になりたいだけの輩は飛びついた。もちろん小沢一郎は「オリーブの木」構想として希望の党を利用しようとした。前原にもその話はしてあったはずだ。ところが前原は小池の術中にはまってしまった。

 さらに悪いことに民主党員に最悪の結果が待ち受けていた。小池と松井(というより橋下)の悪巧み「三都物語」である。その間に入ったのが竹中平蔵である。東京、愛知、大阪の首長が集まって交わされたのは維新と希望の党との選挙協力だった。維新の候補が立つところには希望の党の候補は立てないというものだ。若狭は民進の次期候補に希望の党から立つように促してもいた。当然維新とバッシングする。若狭には維新との連携の考えはなかったのだ。それが「リセット」されたのである。そうなると解散を待ちわびていた民進の候補者は維新の居るところ、希望の党の居るところには、立候補できないということになる。小池のめがねにかなっても・・・。つまり民進の候補者の排除という結果となる。もともと民進党の名で立候補できないのであるから、完全解党。見事に全く小池にしてやられた。 

 『「希望の党」から衆院選に出馬する意向の中山成彬元文部科学相が28日、自身のツイッターに「安倍(晋三)首相の交代は許されない」と投稿。』このことは、小池は首相に今はならない、この解散選挙には出馬しないということを物語っている。この男のことだから妄言の類いかもしれないという向きもあろうが、単なる希望的な妄想とは思えない。それは小池の「誰であれ、総理になった人は苦労されてきたと思う。総理大臣が国会に対して直接質疑にこたえるというのは、他の国にない形だと思う。こういう形で行政トップの総理大臣を、『縛る』というと国会軽視と言われるので言葉は選ぶが、異様に日本の総理大臣は大変だと思う」という発言に裏付けられる。議会制民主主義の否定である。大統領独裁にも等しい首相を目指しているのであろう。そのためにも改憲は必要、9条だけではないともいっている。

誰かとは言わないが、擬態上手な小池百合子に媚びを売って、魂をうることはしなさんな。民進党の両院総会を開催し、民進党の議員が全て希望の党に受け入れられないのなら、前原誠司を罷免して民進党を残せばよい。金は出て行く奴にはやるな。それ以外の方法はないだろう。そして(民進党+共産党+自由党+社民党)の統一戦線を組んで安倍と戦えばよい。これが安倍に対する答えである。

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