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石のつぶやき1158 12年前こんな文章があった [平成阿房伝]

1月28日(月)19

       こんな文章があった

 ずいぶん放置していた部屋を片付けていると雑誌が出てきてこんな文章があった。
 「しかし、岸が学生時代から右翼団体の指導者だったことも、中国における植民地経営で重要な役割を果たしたことも、東条内閣の商工相として太平洋戦争開戦の詔勅に署名したことも、安保反対デモ隊を自衛隊を使って蹴散らそうとしたことも、念頭にないかのような安倍首相にとって、祖父を拒否した戦後的価値観は否定すべき対象なのである。  祖父を彷彿とさせる"決断"もみせる。米軍普天間飛行場の移設のため五月十八日から始まった、名護市辺野古崎周辺海域の環境調査に海上自衛遺体を投入したのがそれだ。反対派住民の行動に備える警備だけではなく、調査にも海上自衛隊の潜水士が参加した。  戦争中、日本軍にも守られず、敗戦後は米軍の戦車によって土地を奪われた沖縄県民は、再び『銃剣を突きつけているような連想をさせる』(仲井真弘多・沖縄県知事)仕打ちであった。  だが、自衛隊の指揮官、久間章生・防衛相も最高指揮官の安倍首相も質問に型道理の簡単な答弁をしただけで、県民感情に配慮した説明をしていない。」(飯室勝彦「語らぬ総理の無責任」世界2007年7月号)

またこんな文章。
 「五月十八日、日本政府・防衛省は、名護市辺野古沖で那覇防衛施設局が行っている環境現況調査に、海上自衛隊を潜水夫として投入し、調査機材の設置を強行した。全長百四十一メートル、排水量五七〇〇トン、七六ミリ単装砲と十二・七ミリ機関銃を備えた軍艦『掃海艇ぶんご』を出動させたという情報も流れた。現況調査は抗議活動を行う住民を武力で威圧し、妨害行為を口実に治安弾圧する機会をもうかがいながら行われたのだ。  沖縄県内に新たな米軍基地を建設するために、政府・防衛省はなりふりかまわぬ姿勢に出ている。現在、辺野古沿岸に建設されようとしている新基地(V字型滑走路と港湾施設をあわせ持ち、普天間基地の『代替施設』と呼んですまされるしろものではない)について、仲井真弘多沖縄県知事と島袋吉和名護市長は、建設位置を海側に移動するように求めている。政府・防衛省はそれを拒否し、そのために建設計画の具体的協議が進まず、環境アセスメントも行えない状態が続いている。  そういう中で焦った那覇防衛施設局は、『事前調査』の名目で辺野古海域での現況調査を開始した。調査計画や内容を公表しないで行われている『事前調査』なるものは、環境アセスメントの意義を否定するものであり、違法であるという批判が、県内の平和団体や環境保護団体から行われている。しかし、それを無視して、海上自衛隊まで投入し、調査を強行するという異常な事態が続いている。」(目取真 俊 ある教科書検定の背景 沖縄における自衛隊強化と戦争の記憶 世界2007年7月号)
 これらは12年前に書かれたものである。現時点での辺野古の姿はすでにここにある。オキナワの民意、日本国憲法を蔑ろにする醜い安倍晋三の姿は、祖父岸信介の姿を彷彿とさせる。岸信介は極東裁判で絞首刑を言い渡されたのである。それが日本の首相となって日米安保条約、日米地位協定を締結したのである。アメリカに日本を売ったのである。その日本をアメリカの言いなりに日本を売りまくっているのが岸の孫、安倍晋三なのだ。嘘八百並べて千回言えば本物となる。
 辺野古を埋め立てていけば元には戻らない。諦めさせるために金に糸目をつけずにただひたすらサンゴのきれいな海を陵辱していく。それでも"オキナワに「寄り添う」という。
 

 
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