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狂牛病(BSE)情報1182 ブラジルで2頭の狂牛病 [平成阿房伝]

ひとこと:非定型の狂牛病しか見つからないらしい。変異型の狂牛病、本来の狂牛病。つまり狂牛病に罹った牛の部位を摂取して発症する。牛の餌にするのは禁止されている。ペットや養殖の魚の餌には禁止されていない。本来の狂牛病はブラジルでは発生しているという報告は聞かない。であるからブラジルの狂牛病は非定型ということになる。非定型が変異型よりリスクが低いかどうかははっきりしない。OIEの狂牛病ステータスにも影響はないという、今回のブラジルのケース。

9月6日(月)2021 By REUTERS

ブラジルで2頭の狂牛病


中国の輸入業者は月曜日、ブラジルからの牛肉輸入の停止を発表。これは狂牛病検出の結果であり、早期の輸入再開が計られるものと見ている。
 ブラジルは土曜日、非定型型の狂牛病2例を2カ所で確定した。その結果両国の協定で牛肉の輸出入を停止したと声明。

ブラジルは中国の輸入牛肉の40%を占めている。そのことは長い期間の輸入停止は、両国に大きな影響を与える。狂牛病を出した加工場は、15日間の営業停止を行う。それに伴い従業員は一時休暇させることにした。それが何人であるかは公表しなかった。一時休業はもともとイスラエルへの輸出が季節的に減ることで決まっていた。中国と関係があるかは明らかにしなかった。

非定型の狂牛病は、変異型の狂牛病(狂牛病の牛の骨や肉などを摂取して発症する本来のBSE)よりリスクは低いとされている。年取った牛が自然に発病しやすくたまにあることである。

非定型の狂牛病はこれが4例、5例目ということになる。ブラジルでこの23年間で発見された例は。3例目は2019年で、17歳の牛であった。このとき、ブラジル政府の輸出禁止は10日だけであった。それほど中国にとってブラジルは重要なのである。

中国の税関当局は、現在までに何も発表していない。

ブラジルは今年1月から7月までの間で50万トンの牛肉を中国に輸出している。中国の輸入量の38%である。2番目の輸出国はアルゼンチンで、30万トン以下である。

この影響が15日以内なら全く問題はない。ブラジルは牛肉を生産加工している。ここから船便であれば2ヶ月かかるということ。

一方中国の豚肉の輸入量は減っている。中国本土での豚肉生産量が回復してきたからである。しかし牛肉の輸入量は相変わらず増え続ける。

アイルランドは牛肉を中国に輸出してきた、多くはないが。去年の5月非定型の狂牛病が見つかった。今現在も輸出再開は行われていない。
タグ:BSE ブラジル
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