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伝念入院記 2021年5月12日入院 その2 また腸ろう設営、放射線治療開始 [伝念入院記]

 5月12日(水) 入院
 かみさんに病院まで送って貰う。PCR検査の結果は何もなし。病院玄関で検温、入院受付へ。5階病棟の入り口でかみさんと別れる。
  検査、検査
これ以降1週間にしたこと:造影剤使用でCT検査。撮影。歯科検診。MRI、造影剤使用(一番いやな検査と記憶しているが、本当に苦痛な検査であることを再認識)。
 抜歯(少し緩い歯が2本、放射線照射の後、治療するのが大変であるので抜いておく方が賢明という。)上の歯は3本しかないけれど歯科医の言を信じて抜く。

 5月26日(水)曇
 体重測定。シーツ交換。
 手術部打ち合わせ。肺にチューブが入るかの確認。腸ろう手術の説明にサイン。レントゲン、3カ所と全体の撮影。
 放射線科、放射線治療の説明とサイン。放射線回数、35回貫徹。途中下車、前途無効。
歯をきれいに保つ。臭覚に影響あるだろう。
口腔歯科、抜歯の後のチェック。入れ歯の調整。
 風呂に入って髭を剃る。


 5月27日(木)
 腸ろう造設手術。医者は女性だけ。事前説明からオペまで女性医師が担当。
  6月1日の夜まで絶食。
 5月28日(金)
 腸ろうから少しずつ注入始まる。この頃になると食べるのに30分以上かかり咽せるのが当たり前になる。苦痛である。鼻に噛んだ食べ物が流れるようになる。鼻をかめば必ず出てきた。
  6月3日(木) 放射線治療開始
 11時頃、抗がん剤1時間注入。利尿剤を注入。体重が増えているので抗がん剤が排出されにくい。で、利尿剤で排尿を促す。腎臓に負担をかけないのが目的。
 16時過ぎ、放射線科に呼び出される。先日放射線照射のための「マスク」を作りに来たとき、外来の患者がかなり居た。これはいやだなと思っていた。今日は待合室に誰も居なかった。「マスク」をつけて照射。20分位だったか。後の照射はせいぜい10分位だったか、とにかく35回終了まで続く。
 6月5日(土) 晴後曇
 朝早々(6時過ぎ頃か)体重測定に連れて行かれる。40㎏を超えている。体重が増えると抗がん剤が体外へ排出されにくくなるので利尿剤の注入。1時間毎にトイレ。
 朝食ほとんど咽せずに食べられるようになった。おかずは9割以上おかゆは3割ぐらい、腸が痛まないように気をつける。昼も同程度食べる。
  6月12日(土)曇
 もう1週間が過ぎた。月曜から金曜まで照射。10分位か。食欲がなくなる。食事の内容も相俟って全く食べる気がしなくなってきた。腸ろうからの摂取量が増えていった。が、体重は減った。38㎏ぎりぎりか。昨日耳鼻咽喉科でスコープによる観察で、照射部位は少し小さくなったという。
6月19日(土)曇
 予定は順調に過ぎていく。昨日の照射はもたついた。3度面をはめ直す。角度があわないようだ。時間がかかった。
 シャワーの予約がとってあった。腸ろうの手術の後初めてのシャワー。5月26日以来か。うがい薬、照射後の患部の冷却に保冷剤、思い出した程度に使う。口の中にカンジダ菌が出て塗り薬を口に含む。後は歯磨き。
 一昨日、昨日と筋トレが始まった。リハビリは無いものと思っていたので思いも寄らなかったが、入院して全く何も体をまともに動かすことをしていない、これではあまりだという思いがあった。で、主治医にリハビリができるか問うてみたのだ。主治医はすぐに手配してくれた、それで始まったのだ。出口に向けた動きができるようになり、たとえ40分でもありがたい。
6月28日(月)晴後曇 
腸ろうのチューブがよく詰まるようになった。先週木曜日にどうにもならなくなり、消化器外科に回され、主治医が通してくれた。
 土曜日の3時頃、つまりの警告音が出る。セットをし直すと動く。3,4回詰まったのでその都度セットし治す。でもだめなので当直の看護師を呼ぶ。看護師が一所懸命やるもうまくいかず、土曜日の朝に持ち越された。担当の医師が関わるが詰まりは解消されず、チューブの取り替えということになった。今まで詰まりは何とか解消していた。取り替えると色々心配である。透視で取り替えるので心配は要らないのだけれども、すぐに注入はOK。処置したところが痛むので不安は解消しない。結局チューブの交換は2回行われた。原因は腸ろう液に問題(詰まりやすい)ありとの結論。

 この間、毎朝採血。問題は白血球濃度が低下していることだ。3度白血球を注入。今日の濃度はクリアーなので白血球の注入なし。
 明日に延びた抗がん剤の注入は予定通り行うと耳鼻科の主治医が言う。 
6月29日(火)曇雨
 朝、採血はなかった。9時半頃放射線科から呼び出し。その後リハビリ。
 病室に帰ると尿排出の点滴注入。3回ほどすぐに反応。
 11時頃2回目の抗がん剤。検温、血圧測定。リハビリで測って貰った血圧が上102であったが、今の血圧、上が80ちょい。なぜだ?1時間で抗がん剤終了。
 火曜日はアホな教授回診。ここは回診ではなく患者を1カ所の部屋に集められるのだ。理由をつけて断ろうとするが、動けなければ病室まで来る。教授の託宣をありがたく聞く。わたくしの場合、「がんばってください、口内炎は大丈夫きれいです」、アホか。
髪の毛がいやに多く抜けてきた。「ころころ」を借りる。
6月30日(水)晴後曇後雨
 体重が2㎏ほど増えた。医者は水がたまっていると判断。利尿剤注入。
夕7時過ぎT医師がやってきて白血球値が低いので皮下注射。

 放射線治療、明日からピンポイントになるので午後からとなるという。今まではある程度広い目の範囲で照射していた。それを絞るということらしい。
 食欲は全くなくなり栄養は腸ろうからのみとなった。
 7月18日(日)曇
 放射線照射はピンポイントといっても時間は10分程度であることに変わりはない。リハビリが早いかどうかで相前後する。リハビリの時間は10時と決まっているので放射線の治療時間が日によって違うということ。放射線治療は10時まで待って呼び出しがなければリハビリにいくことにしている。
 あと放射線の照射は2回となった。退院が日程に上ることになる。しかし治療が終わったらすぐに退院かとも思えない。どうも治療後1週間程度様子見を考慮しているようだ。問題は血小板と白血球の量が減りすぎていることだ。補うための補給は朝の採血の結果次第ということになる。最後(3回目)の抗がん剤を使うかどうかも採血の結果次第。全体の効果に影響あるので、抗がん剤は終わっておきたい。また抗がん剤の影響は使用後、2週間後にあらわれやすいようだ。だからしばらくの間ワクチンを打つことは控えなければならないと耳鼻咽喉科の主治医は言う。
 だけど今一番の問題は食欲が全くないということだ。腸ろうがあるから何とかなっている。味覚がないということの大変さを腸ろうを操作しながら感じ入っている。
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