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狂牛病(BSE)情報1092 高島屋、ローストビーフに違法結着剤肉使用 [平成阿房伝]

11月30日(土)13 共同通信


ローストビーフに結着剤使用肉 高島屋が公表


 高島屋は30日、カタログ販売していた「くまもとあか牛 ローストビーフ」と「お徳用 ローストビーフ切り落とし」が、食品衛生法で認められていない結着剤を使用したブロック肉で作られていたと発表した。
 高島屋によると、食中毒菌混入の可能性があるとして、ローストビーフには結着剤を用いたブロック肉使用が食品衛生法で認められていない。
 高島屋は注文した客に直接連絡し別の商品を送り直す。

 「くまもとあか牛」は大阪府のメーカーが製造し、ことしの中元など、ギフト用カタログで8400~1万500円で約90点を販売。


ふたこと:恩師が亡くなったりして、茫然とした日々を過ごしていた。  何の不思議もないが、高島屋といえば百貨店業界ではトップブランドであったはずだ。それでもこの体たらく。儲かればよいというだけの発想。ブランドの価値など何も考えていない。日本の消費者はアホですから、ということだ。しかし今回は、食品衛生法違反なのだ。ゆるい食品法でさえも認められないことを、高島屋はやらかしたのだ。消費者をバカにしているのだ。他の商品も同じこと、利益を求めるだけの安物商品群。あわれ、あわれ、日本の賢き消費者達。騙される方が悪いのか?
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石のつぶやき734 不条理の世界を選んだ日本人 [平成阿房伝]

11月16日(土)13 朝日新聞声欄より


     カフカの「審判」と秘密法案
無職 安東  諒

 「『まるで犬だ!』と、彼は言ったが、恥辱が生き残ってゆくように思われた」と結ばれるカフカの著名な小説「審判」。ある日突然現れた監視人の男から逮捕を告げられ、何の裁判に巻き込まれたのか訳が分からないまま追い込まれ、処刑される平凡なサラリーマン、ヨーゼフ・K。無残にも小刀で心臓をえぐられ、死んでいく時の最後の言葉がこれだ安倍政権が成立を目指す特定秘密保護法案鋸とを聞いたとき私が真っ先に思ったのはこの有名な場面だった。
 三権分立は民主主義社会の大原則だが、それは三者がうまく機能している間だけのことである。「行政機関の長」が恣意的に「機密だ」言い、裁判の中身さえも闇になれば、にっちもさっちもいかなくなる。それは、戦前に我々日本人が、嫌というほど体験したのと同種のことではないだろうか。
 「Kは言った。『これが私の身分証明書です、今度はあなたがたのを見せて下さい、それに何よりもまず逮捕状をね』。『冗談言うな!』と、監視人は言った」という場面もこの小説にはある。全てがこのようなひと言で片付けらられる時代が到来しないか。冗談ではなく、安倍政権には不安と恐怖を感じている。


ふたこと:私の恩師が11月22日亡くなった。カフカの薫陶を受けたのは先生からだった。出来の悪い不肖の自称弟子、カフカもまともに理解できないままであったが、世の不条理とは、当然やってくるのだ。戦前がよかった、というよりおのれが好き放題できるというのがこの法案なのである。明治から連綿と続く官僚の帝大支配を体現しようとするのだ。戦前がよかったと謳歌しながら、アメリカの奴隷になる。官僚の悲しい自己保身の行く末である。それを日本人全てが道連れにされるのである。  安倍を選んだのが、日本人なのだ。今頃になって騒いでも、もう遅い。司法も機能しない日本であるから、もう地獄しかない。いくら悔やんでも悔やみきれない。若い世代に何と言い繕うのか。 
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石のつぶやき733 フクシマ第一の格納容器の水漏れ [平成阿房伝]

11月14日(木)13  朝日新聞朝刊

 福島第一
 1号機格納容器  水漏れを初確認

 東京電力は13日、福島第一原発1号機の原子炉格納容器から水漏れを確認した炉心溶融事故を起こした1~3号機の格納容器で水漏れが確認されたのは初めて。格納容器下部の圧力抑制室周辺にカメラ付きの遠隔で操作する小型ボートを浮かべて調べた。格納容器の底から延びた配管から水が漏れている様子が映っていた
 圧力抑制室は、事故時に原子力の圧力を調整する装置。水漏れの場所は不明だが、東電によると、圧力抑制室などが破損し、水が漏れている可能性があるという。現場の放射線量は毎時0.9~1.8シーベルトだった。また格納容器についた水滴を排水する塩化ビニールの配管も折れていた。14日も船を使って調査する。

ふたこと:格納容器は、地震で破損した。放射線量が少なすぎる。
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狂牛病(BSE)情報1091 英で、遺伝されるプリオン病 [平成阿房伝]

11月13日(水)13    Randy Dotinga HealthDay Reporter HealthDay


致命的な脳の病気がイギリスの家族に発見された

 イギリスの家系に怖ろしい狂牛病と同じ脳を破壊する病気が引き継がれていると研究者が報告。
 狂牛病とは違って感染しやすいものではない症状が新しく発見された。その家族ではない人々にとっては恐れるものではない。

 しかし家族のメンバーは人生の半ばで病気を発症し、死に至る確率が50パーセントであると研究者は考える。治療方法はない。
 「この病気は世代から世代へと受け継がれていく」と研究の中心で、神経科医でもあるSimon Mead博士はいう。彼はロンドンの国立プリオンクリニックの臨床会を率いている。「しかし治療方法を開発中であり、近いうちに臨床試験を始めたい」とも言う。

 この症状はよくある人々を病気にするバクテリア、ウィルス、寄生虫や菌類が引き起こすのではない。ではなく、犯人は「プリオン」-脳にスイスチーズのように穴をあけて死をもたらす背教者のタンパク質。

狂牛病は汚染された肉を食べることによって広がるプリオン病のもっとも知られた典型である。しかし他のものもある。ひとつは、致死性家族不眠症、引き継がれて、死に至る不眠を引き起こす。他のものは、自然発生的なクロイツフェルトヤコブ病、明らかな原因もない人々に発症する。さらに違うタイプ、クールーと呼ばれるが、汚染したヒトの脳をを食べたカンニバルに認められる。

 この研究で研究者は、プリオンによって起こった病気は、3人の子どもがいるひとつの夫婦から引き継がれたイギリスの家族の複数が感染していることを確認した;この病気がもっと前の世代にあらわれていたかはわからない。11人の家族のメンバーを調べたところ、6人が感染していると結論づけた

 家族のメンバーが30歳代に慢性の下痢や他の神経痛症状に悩まされた時、医者は誤診していた。彼らは40歳代に認知困難となり、痙攣を起こすようになり死んだ。平均57歳である。しかし一人だけ70歳まで生きた。
5世代の9人は病気になって死んだ;最近の世代の他の2人は病気であるが生きている。

 Meadは言う、この病気はちょっと違う。プリオンは下痢を引き起こす内臓に影響を与えている。腸の神経にダメージを与えている「たいていのプリオン病は神経系にダメージを与える」、「プリオンは脳の細胞には有毒だ」とも言う。

 研究者は背教者プリオンに対する体の免疫を立ちなおさせる治療法を開発しつつあるとMeadは言う。

 ボルチモアのメリィランド大学薬学部のプリオン病に詳しい神経科の準教授、Robert Rohwerは、「すばらしい業績だ」という。

 残念だが、子供を持たないこと以外、この病気の広がりを止める方法はないという。

 大きくみれば、プリオン病と同じような形でゆっくりと脳を破壊するアルツハイマー病の症状との間に何らかの関係があるかも確かめている。ひとつの病気の型が他の病気に対する洞察につながることを理解する役割に結びつく。


ひとこと:前に「眠れぬ家系」?ちょっと失念したが、を紹介した。これとの関係は何ら述べられていない。ということなら、新しいプリオン病ということになる。腸の神経が30歳代に攻撃される、慢性の下痢。そして認知困難。痙攣の発作。下痢が従来と違う。この家族のメンバーの血液は問題ないのか。常識的に言えば血液では感染するのではなかろうか。
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石のつぶやき732 漆黒の世界、秘密保護法 戦前回帰 [平成阿房伝]

11月12日(火)13  朝日新聞朝刊


      黒塗りへの危惧


11日の衆院特別委で目を引いたのは、共産党の赤嶺政賢氏が掲げた黒塗りだらけの文書だった特定秘密保護法案を作る過程で内閣官房長、防衛省、外務省、法務省、警察庁の意見などを記したもの「情報公開(請求)してもわからない。各省庁の意見を明らかにすべきだ」と赤嶺氏は批判した。
 秘密保護法案は、特定秘密を将来的に公開する保障はない。「安全保障に著しい支障を及ぼす」と判断されれば、国会にも裁判所にも提示されない。示された黒塗りの文書に、森雅子・同法案担当相は慌てて「原則開示する」と述べた。
 こんなことでは不信感が募るばかりだ。
 この日、1985年に自民党が提出した国家秘密法案に、当時反対した谷垣禎一法相も初めて答弁した。特定秘密保護法案を「情報公開法が今はあり、公文書管理法施行されている」と正当化した。赤嶺氏が「広報公開はまったく進んでないんじゃないか」と指摘したのには同感だった。
 秘密保護法案が成立すると、黒塗りの範囲が広がり、永遠に黒塗りのままになるのではないか。そう危惧した。


ふたこと:情報公開が黒塗りのわけのわからない文章を出して情報公開していますという横暴な態度。これが全てである。国に何を期待できようというのか。日本の政治は漆黒の闇の世界。戦前が復活する。
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狂牛病(BSE)情報1090 富久娘だけか、日本酒の銘柄詐称 [平成阿房伝]

2013年11月12日(火)13  朝日新聞朝刊


富久娘酒造が不当表示 純米酒に醸造アルコール混入




 富久娘酒造(神戸市灘区)が国税庁の定めた表示基準に違反し、醸造アルコールを混入した酒を純米酒などと表示したり、規格外の米を原材料にした日本酒を吟醸酒としたりしていたことがわかった。同社は商品を回収して返金するとしている。
 同社によると、国税庁の基準が米と米こうじを使用原料と定める純米酒に醸造アルコールを混入。「米だけの酒」と表示した日本酒にも、醸造アルコールを混入していたという。混入の割合や時期は不明としている。また、材料について「3等以上に格付けされた米」と定める吟醸酒、純米酒、本醸造酒に規格外の米が混じっていた。同社は少なくとも4、5年前から使用していた、としている

 大阪国税局の指摘を受けて調査。混入があった商品は49品目で全対象商品を回収する。1~10月の出荷量は一升瓶換算で約25万本分にあたるという。小島久佳社長は「管理の不備でお客様をだますことになり申し訳ない。再発防止に努める」としている。


ひとこと:最低の極みである。嘘が存在するのではないかと常々思っていた。種類があまりにも多いのである。大吟醸、吟醸、本醸造、醸造、原酒等々。種類が多ければ多いほど「まやかし」が入り込んでくる。欲の突っ張った人間の性である。貧しい時は如何様なことでもあり得る。メチルアルコールを原料に酒を造ったりする。これはインドに多い。死人が出る。日本では死人は出ない。それを健康に害はないとしている。貧しい時は心も貧しい。嘘がまかり通るのだ。一時は世界第2位の金持ちの国になった日本。すばらしいことである。金持ちになればそれ相応の行動に対する原理原則が伴う。使いたくない言葉だが、オブリゲーションなのである。  そうであれば食品、料理の詐称、詐欺はあり得ないのである。贅沢を楽しみたければこれだけの金は払って欲しい、そうであれば詐欺はあり得ない。安物を入れて儲けようとする心の貧しさ、日本人はやはり金持ちになっていない。いまだに貧乏人なのだ。そのことに警告を発するのは、メディアの責務である。ところが企業からは広告収入が入る、追求の矛先は鈍る。このような問題はマスコミの業の為せる業でもあるのだ。
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石のつぶやき731 怒りはどこへ行った 池澤夏樹 [平成阿房伝]

11月5日(火)13  朝日新聞夕刊

終わりと始まり            池澤夏樹
    怒りはどこへ行った


   社会主義を捨てるか

 かつては社会主義を信じていた。
 社会は人間の知的な努力によってよくなると信じる。今あるこの社会は仮のもの、これを改善してもっと住みやすい人々が幸福に暮らせるところにできると信じる。貧困や差別や戦争などの社会的な理由にいる不幸を減らすことを目指す。
 社会主義を標榜(ひょうぼう)するソ連が崩壊した時、これはどういうことかと考えた。彼らは、人間は働くという前提の上に国を作った。利によって釣らなくても、国民は社会のために全力を出して働く(はず)。昇級やボーナスではなくノルマで働く(はず)。しかし、それは人間というものを過度に理想化した考えであり、だから社会主義経済は成り立たなかった。誰にでも金持ちになる機会があるというアメリカ式の幻想の方が人を働かせる効果があった。
 しかし利で釣る方式をいくら合理化しても理想の社会は生まれない。利と理想は互いに排除しあうから。
 革命という言葉に魅力があった。矛盾が行き詰まった時、すべてを一気に変える。しかし信頼できるリーダーは現実にはいない。つまり革命は理念でしかない。学生運動に関わらなかったのは集団で何かをすることが性に合わなかったからだ。六十年安保闘争は敗北に終わり、連合赤軍は醜態をさらし、オウム真理教は理想主義を破壊した。
 

 ヒトという種は知力によって環境を自分たちに合うように作り替え、文明を築き、個体数にして数十億まで栄えた。自然に対しては知力による制覇は可能だったけれども、お互い同士の仲について知力ないし理性はどうも有効でないらしい。我々は自滅の危機に瀕(ひん)しているように見える。
 若い者が無責任なのは当然。今ある社会を作ったのは上の世代だから責任はない。やり方が悪いからこんなになったので、自分たちならばもっとうまくやれるとついつい思う。そして理想主義に走る。言いたい放題。
 しかし、戦後が終わって日本の社会が豊かになった頃から、若い者は理想主義と縁を切って現実的になった。島田雅彦が「サヨク」と片仮名で読んで以来、サヨクは戯画の中に押し込められた(右翼は最初から滑稽だったけれど)。自分たちは政治でも経済でも実権を持っていないから理想を語れるという、若い者と同じ「進歩的文化人」意識の終焉(しゅうえん)。何でも反対という万年野党の終焉
 今、一九七五年生まれの中島岳志が『「リベラル保守」宣言』を唱える(新潮社刊)。 エドモンド・パークと福田恒存と西部邁と佐伯啓思の継承者。
 彼は保守として「人間の不完全性や能力の限界」を直視し、「不完全な人間が構成する社会は、不完全なままに推移せざるを得ないという諦念(ていねん)を共有し」、その結果「特定の人間によって構想された政治イデオロギーよりも、歴史の風雪に耐えた制度や良識に依拠し、理性を超えた宗教的価値を重視」すると言う。
 その上で、さまざまな思想や信条・信仰の持ち主が互いに寛容であること、それぞれに異なる道を辿っても目指す理想は一つであることをリベラルの定義として、保守とリベラルは接続可能だと宣言する。
 血気に逸る(はやる)こと、熱狂と狂信、性急な改革、排他性、などを退ける。これまでに築いてきたものを破壊することなく、その継承の上に次の段階を落ち着いて構築する。成熟した理性を信じる。
 この宣言を前にして考え込んだ。
 ロマン主義とは、ヨーロッパ中で勃発し、やがて自滅した革命の「解放」の原理を崇高化したもの、とスタンダールは言った
 フランス革命の後の王党派の反動に対する文化の側の憤りがロマン主義を育てた。ベートーベンにあってバッハにないもの。粗雑で、野蛮で、たった一歩でも横に寄った位置から見れば滑稽に見える。だから例えば吉田健一は十九世紀のヨーロッパを否定した。
 保守にしてリベラルにして寛容。  いいかもしれないが、そこに欠落しているのは怒りだ


 目前のあまりの不正と矛盾に対する抑えようのない怒り。それは正に感情の動きであって理性では制御できない。自分の無力がわかっている分だけ苛立ちが募る。内部で圧力が高まると一気逆転を夢見るようになる。スタート地点ではテロリズムかもしれない。過激なデモかもしれない。それが国家的な範囲まで広まると革命になる。先の絵図が描けないままの転覆。例を挙げれば今のエジプト。
 だが、化け物のような国際資本に吸血される貧しい国々を思うと、あるいは浮かれる自民党政権とこの国の格差拡大や最下層の困窮を思うと、怒りもまた自分の中の大事な資質であると気づかざるを得ないのだ。
 もうしばらく社会主義者でいることにしよう。


ふたこと:然り。ではどうしよう?国会にデモをかけよう。                    
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石のつぶやき730 生まれてくることに差別する民法、戸籍法 [平成阿房伝]

11月5日(火)13 毎日新聞


<婚外子>相続半分規定を削除 民法改正案を自民部会が了承




 自民党法務部会(部会長・大塚拓衆院議員)は5日、結婚していない男女間の子(婚外子)の遺産相続分を、法律上の夫婦の子(嫡出子)の半分とする規定を削除する民法改正案を了承した。法案は近く閣議決定され、今国会で審議入りする見通し。今国会中に成立すれば数日後に施行されるため、婚外子の相続格差の解消が年内に実現する可能性が出てきた

 一方、出生届に「嫡出子または嫡出でない子(婚外子)の別」の記載を義務付けた規定を削除する戸籍法の改正案については、部会内で「民法の規定のように司法で違憲判断がされたわけではない」などとの反対意見が多く、了承されなかった法務省は民法改正案と戸籍法改正案をセットで提出する方針だったが、戸籍法の改正は断念を迫られそうだ。

 また部会は、保守系議員の「民法改正で法律婚制度が崩壊する」との懸念を払拭(ふっしょく)するため、党内に「『家族の絆を守る』特命委員会」を設けるとともに、法務省内にワーキングチームを設置し、両者が連携しながら法律上の配偶者を保護する相続法制の在り方について1年をめどに施策をとりまとめるよう求めることにした。【伊藤一郎】


ふたこと:生まれた子供にとって親の事情は関知するところではない。あずかり知らないことだ。この世に生を受けたという事実は、紛れもなくたれにも等しい自然現象である。そのことに差をつけるという発想は結婚という枠組みの中でのみ、人間として認められるという錯覚をつくってしまった。その錯覚は男優位の社会を反映する。家族の枠組みは男中心の女蔑視の明治以来この方の貧しい、寄る辺ない男の悲しい砦にしか過ぎない。  等しく生まれた生が、価値半分にしかならないということなんてあり得ないことですよね。
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石のつぶやき729 密約ばかりになる秘密保護法 [平成阿房伝]

10月30日(水)13  朝日新聞夕刊


         密約2年前に負担想定 外交文書公開

沖縄返還交渉 米放送の移転費


 沖縄返還交渉で、日本政府が米短波放送「アメリカの声(VOA)」中継局の移転費用の肩代わりを想定し、1969年の時点で2千万ドルと見積もっていたことが、30日に公開された外務省の外交文書で明らかになった。日米両政府が71年に移転費用の密約を結ぶ2年前から日本が交渉上必要とみて、肩代わりの準備をしていたことがわかる。
 公開されたのは、外務省アメリカ局が作成した69年9月1日付の内部資料「在沖縄VOA活動継続の諾否に関する問題」。当時日本政府は、返還にあたって米政府にVOAの撤去・移転を要求した。しかし、ベトナム戦争の激化により出費を抑えたい米は存続を主張し、交渉が難航していた。
 資料では、このままだと米が撤去・移転に応じても「撤去または移転経費の対日請求が予想される」と分析。移転経費を「概略2千万ドル」と積算していた。問題が解決しないと、「返還交渉の困難(場合によっては長期化)」「米首脳部の対日猜疑心(さいぎしん)」を招き、沖縄返還そのものに悪影響を及ぼすと懸念していた。
 同年8月13日の東郷文彦局長とスナイダー公使の会談記録には「スナイダー公使より入手」したとする英文資料が添付され、「(VOA開局にかかった)投資額は700万ドル以上」「年間予算80万ドル以上で運営されている」とある
 その後、米側はVOA移転費として、日本側の積算より少ない1600万ドルの支払いを要求した。それに、元毎日新聞記者の西山太吉氏が後に暴く米軍用地の原状回復費400万ドルを併せた2千万ドルを肩代わりする密約が結ばれた。しかし、日本政府はVOA移転の費用負担を公にしなかった。世論の猛反発を招きかねないと判断したとみられる。 (天野みすず)

   沖縄返還密約
 1971年に調印された沖縄返還協定で、米国に米資産の買い取りなどのため3億2千万ドルを支払うことになったが、VOAの移転費1600万ドルが秘密裏に含まれていた。69年に佐藤栄作首相とニクソン大統領の間で「核抜き・本土並み」返還で合意した際、有事の際に核兵器を持ち込む別の密約があったことも明らかになっている。


ふたこと:この文書が公開されたというが、何年経っている?42年も経っている。30年でも遅い位だ。秘密保護法になれば永遠に秘密になってしまう。アメリカに支払う金額は闇に葬られる。国民にとって全てが、魑魅魍魎の世界となっていく。日本人は何と悲しい、なぜ安倍を選んだのか。日本を不幸にすると端からわかっているのに・・・。自虐が好きなのかもしれない。  しかしこの沖縄交渉、交渉にも何もにもなっていない。アメリカの言いなりに国民の税金を無駄に使っただけだ。沖縄のアメリカ資産て何だ?3億2千万ドルも支払っている。2千万ドルが密約?VOAは端金である。3億ドルは何に使われたのか?こんな大事なことが一言も書かれていない、流石朝日だ。
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狂牛病(BSE)情報1089 米オレゴン州で羊の狂牛病、300頭安楽死 [平成阿房伝]

11月1日(金)13    Garrett Andrews NRToday


   羊の病気がダグラス郡(オレゴン州)で発生;300頭が安楽死


ローズバーグ(Roseburg)牧場の羊300頭を安楽死させたのは、家畜の病気が広がるのを事前予防しているのだとオレゴン獣医師は木曜日、発表。

 羊生産業者に2008年以来、オレゴン州最初のスクレイピーに関する情報はあまりにも少なかった。

 「とんでもない噂が飛び交っている。スクレイピーに関する情報が可能な限り正確なものであることだ。そうでなければ我々全ての市場に影響を与える」とオレゴン羊生産者協会会長、Dixonville 牧場の経営者のジョン・ファインは言う。

 州獣医のブラッド・リーマスターはローズバーグ東方の300頭の羊だと木曜日にいう。しかし牧場の名は明かさなかった。

 1頭が検査でスクレイピーの陽性と出た。スクレイピーは不治の脳症で羊や山羊の狂牛病と同じものである。その羊は予防のために安楽死させたと獣医師はいう。

 「集団発生ではない。たった1頭だ。安全を脅かすことはない。食の安全の問題でもない」という。

オレゴンではここ10年間スクレイピー撲滅運動を州と国の農務省(USDA)によって行ってきた。アメリカ農務省動物と植物視察スポークスウーマンのリンゼイ・コールは言う。

 感染していたダグラス郡の羊は、屠畜場での通常のサンプリングで見つかったもの。血液検査は残りの羊全てに行った。遺伝的にスクレイピーになりやすいとされた羊達が安楽死させられたと彼女はいう。

 死んだ羊の肉は流通していないと、コールはいう。 

州の獣医であるリーマスターは8月下旬にスクレイピー検査の陽性が発見されたが、国は10月に牧場を閉鎖して公表が遅れたという。

「略」

 この夏の検査、陽性の発見で2005年以来オレゴンでは3度目となる。

 この1年間で18頭の羊がスクレイピーであるとUSDAは公表した。そのうち1頭がダグラス郡の羊であった。リーマスターは生きた羊を検査するのは非現実的だと述べる。 「以下略」(敬称略)


ひとこと:この地方(ダグラス郡)で初めて羊の狂牛病(スクレイピー)が発生したのが2005年。そして2008年、それに2013年8月に発生したことになる。発生は続いていることになろう。だからスクレイピー撲滅運動をしている。オレゴン州ではここ10年間ということだ。スクレイピーも狂牛病もわずかなサンプリングで済ませている。病気の家畜が流通してもおかしくない。狂牛病検査は、4000万頭のうち4万頭の牛が検査されているという。スクレイピーは人に感染しないとされている。そうすれば検査も甘い。病気の羊の肉が流通していてもわからない。なにしろヒトには感染しない、つまり狂牛病のような症状は出ないということか。
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