石のつぶやき７４０ 大手の修理は、ぼったくり

１２月１７日（月）曇寒し　１３


大手の修理はぼったくり


部品代　１８４０円 出張料 ３０００円 作業工料８４００円 　　　 小計　 １３２００円 　　　消費税　 　６６０円 　　　合計　　１３８００円　

　金曜日、友達の店に寄るので晩飯はいいとかみさんにメール。８時半過ぎ頃かみさんからまたメールが入る。風呂に湯が入らないと言う。追い焚きをすればと言っておく。またメールが来て何ともならないという。１０時前に帰宅。ボイラー（石油給湯機付ふろがま）は点火してしばらくは燃焼する。が、すぐに止まり１４０というエラー表示が出る。取扱説明書を確認するも１４０のエラー表示は記述されていない。灯油タンクの水抜きを随分していなかったので、原因はそれだということで、寒い中水抜きをする。それでも燃焼は途中で止まる。今晩の風呂は諦める。
　翌日もう一度入念に水抜きをする。それでもダメなのでメーカー１００％出資の修理専門の子会社に電話する。待たされて結局、今日は修理がたて込んでいて明日しかできないという。今日も風呂はダメ。明日の９時に何時頃修理に伺うかの連絡をするという。
９時から電話待ち。一向に入らない。９時４０分を過ぎてケータイから固定電話に電話を入れる。ケータイの電話番号を言っておかなかったのだ。すると通じないのだ。親機を確認すると受話器が外れている。少しの隙間から親機のある部屋に入り込んだ仔猫の仕業だ。コールセンターに電話をする。２回目でつながる。経緯を説明してサービス店に連絡してくれるよう要請。２０分ほどたって業者から電話。４時か５時頃になると言う。
　３時半頃電話が入り、近くに来ているという。現場の確認だ。サービスマンはいきなりメインリモコンのボタンを押す。エラーの経歴を調べたのだ。３個のエラーが記憶されているという。１つは問題はないという。１４０は安全装置が落ちたという。さらにもう一つのエラーは電子基板の問題かもしれないという。いかにも修理は高いぞという雰囲気。とりあえず安全装置がダメになっている。それを取り替えるのに部品代と８４００円がかかるという。相手の言うまま、こちらは悲しいことにノーチョイス。渋々背に腹は代えられないの奴隷状態。修理を頼むしかない。まさに蛇ににらまれたカエル状態。この製品は６年も経っているから、修理があってもおかしくないと言うそぶり。おまえんとこは、６年も保たない商品を売っているのかということだ。修理で金を稼ぎたい一心で、自社の製品を貶めている。あまりにも悲しい。自社の製品がそれなりの自信のない商品だということを吐露している。今晩風呂に入らないと明日からは仕事なのでこちらは負の要素ばかり。本当に困ってしまう、これは恫喝に等しい。業者の言いなりにならざるを得ない。で受け入れる。
　そういって間もなく、安全装置の交換が終わったという。いかにも取り替えましたというように出所のわからない線の塊を見せる。置いてもいかない。修理カードを書いて、１３８００円を請求する。支払って業者が帰った後、修理カードと称するものを見てみると、交換したのはオンドヒューズということだった。オンドヒューズ？これは温度ヒューズではないのか。ヒューズを替えただけで８４００円？。電球を換えただけで８４００円と同等だ。冷静に考えてみよう。この修理に費やした時間は１時間にもみたない。この世の中時給８００円ぐらいしか稼げないのは、技術を持たない素人だ。大半はそうなのだ。皆その悲しい時間給で細々と生活せざるを得ないのだ。ところが困った人を恫喝して金をゆすり取るような行為。時給１２０００円。これを平気ではできないから、安全装置といういかにもたいそうな言葉を用いる。無知の大衆を騙す手口である。今動いていなければならないものが動かない。困っている者につけ込んだ詐欺にも等しい商行為といっても言いすぎではない。これからは年寄りが増えるばかりの世の中、判断が覚束ない年寄りをターゲットにする詐欺まがいの商行為が蔓延る殺伐とした世界になる。まがりなりにも戦争をしてこなかった日本、この根底もぐらつくことになる。正義の問題といえよう。

ふたこと：温度ヒューズを取り替えたなら、その原因を説明すべきである。ヒューズが飛ぶということは、原因がある。それを取り去らなければ、同じことをくりかえす。しかしその肝腎なことは聞かなかった。。ということはヒューズに問題があったということか。温度ヒューズがはたらくことは、それだけの高温になっていたということで、火災にもなる可能性がある。それを何も説明がなかったことは不可思議である。もともとヒューズに問題があった？なかった？

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