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石のつぶやき776 これで大飯、再稼働か? [平成阿房伝]

5月28日(水)14  朝日新聞朝刊


規制委員に元原子力学会長     厳格審査の島崎氏退任へ
 安倍内閣は27日、原子力規制委員5人のうち、2人を交代させる国会同意人事案を衆参の議院運営委員会理事会に示した元日本原子力学会長の田中知(さとる)・東京大教授(64)=原子力工学=を新たに任命し、審査が厳しいとして業界から批判のある島崎邦彦委員長代理(68)=地震学=は再任しない。田中氏は原発を必要との立場で業界とのつながりも深く、独立性や中立性が課題になりそうだ。
 このほかに退任するのは元国連事務次長の大島健三委員(71)。島崎氏に代わる地球科学系の委員には石渡(いしわたり)明・東北大教授(61)=地質学=を示した。

 島崎氏は、原発敷地内の断層問題や新しい規制基準に基づく審査で電力会社に厳しい指摘を繰り返してきた。こうした慎重姿勢が審査を遅らせ、再稼働を妨げているとして電力関係者や原発推進議員から批判が出ていた。
 田中氏は原子力研究の拠点である東京大の教授を1994年から務め、経済産業省の原子力政策関係の委員を歴任した。田中氏は「事故の反省に立ち、これまでの経験を最大限にいかして取り組んでいく覚悟」とのコメントを出した。石渡氏は原子力とのかかわりは薄く、「地質の研究者として重要な使命に全力を尽くしていく」とした。

 原子力規制委員会は2012年9月に発足。発足当初のため委員によって任期が異なり、島崎氏と大島氏は今年までの2年間だった。田中俊一委員長は5年間。残る2委員は3年間。新たな委員の任期は9月19日から5年間。

 「判決前でも再稼働」 関電社長

 関西電力の八木誠社長は27日の会見で、福井地裁から運転差し止めの判決が出た大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、国が定めた規制基準をクリアすれば再稼働させる方針を示した。控訴した関電は「判決は確定していない」として、控訴審の判決前でも再稼働させる構えだ。
 大飯3、4号機は、原子力規制委員会が規制基準に合っているかを審査している。安倍政
権は基準を満たした原発については、地元の同意を得て再稼働させる方針だ。八木社長は「規制委の判断が出れば、国の方針に従う。(控訴審判決前でも)再稼働させる」と話した。


ふたこと:都合の悪いことには蓋をしていく。活断層の話はあいまいになる。近くに活断層があれば原発の話はあり得ない。都合の悪いことはあったかなかったことにして人民を愚弄するという衆愚政治なのである。再稼働という命題を遂行するための人事である。人の命など所詮、戦争となれば吹き飛んでしまう、命を何とも思わない冷酷、非情な安倍の意思なのだ。それでも安倍を支える輩がいれば、それはもう日本国はなくなってもよいということなのだろう。許すまじ、原発再稼働。  
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