石のつぶやき１８０再掲 旅にも出るか（４） 広島・長崎は超世界遺産 [平成阿房伝]
4月7日（火）０９ 広島・長崎は超世界遺産
８時半に活動開始。平和記念公園にはクルマを止めるところがない。係の人に聞くと少しはあるらしい、そこに行くと100円駐車場の看板、思わず入れる。戻っていくとすぐ隣に駐車場があった。このことを係員は言っていたのだ。
平和記念資料館がすぐ目の前にドンと構えている。その下を通って公園に入る。最初に目に入るのは、慰霊碑でたくさんの人が写真を撮っている。慰霊碑の間から原爆ドームがど真ん中に見える。思っていたより小さく見えた。元安川の川縁には満開の桜がこれでもかというように美を誇示している。原爆ドームに近づいてみる。近くで見ると迫力がある。基本的に4階建てなのだろう、ドームの部分が当時の財力を物語っている。厚いコンクリートが残っているということは、厚いコンクリートなら爆風に耐えられることの証明だ。資料館を見て回る。地獄絵だ、一瞬で広島を廃墟にした原子爆弾、神も仏もない。ジュネーブ条約違反、大量殺人破壊兵器でしかない。アメリカに歯向かったことへの見せしめなのだろう、100倍返し、いや1000倍返しか。アメリカ人は1万人も死んでいないだろう。日本は民間人が300万人近く犠牲になっている。日本の家屋の構造を知り尽くしたプロフェッショナルが焼夷弾を完成させた。面白いように燃えたではないか、彼らにとって。眼下の阿鼻叫喚など聞こえるはずもなく、次々と任務を遂行していった。その挙句の果て、仕上げが2個の原子爆弾であった。リトルボーイ、ファットマン、もうゲーム感覚だ。攻撃目標は、焼夷弾を使っていない、空爆の被害を受けていない、一応軍需工場あるところで、５箇所を挙げていた。これは明らかに原爆の純粋な被害だけを確認したかったのだ。なぜ2個なのかは、ウラニウムとプルトニュウムの違いを、データが欲しかっただけである。だからABCCをすぐに立ち上げた。放射能の人体への影響（データ）を収集するためにだけ・・・。だから治療はしなかった。同じ立場のドイツには原子爆弾を使う気は端からなかった。白人だからである。外国人が半数近く資料館を見学していたが、何を感じて広島を離れたのだろう。
この間のNHKスペシャルだったかでもABCCによるひどい扱いについて語っていましたが、極悪非道ですね。(^_0)ノ
by cheese999 (2015-08-12 08:04)