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伝念入院記13 5回目入院その2 [平成阿房伝]

11月17日(土)晴
 夜明けの西空は雲の階層が出来ていたが明けるに従って消えていった。一直線の飛行機雲が出来ていたが昨日より鋭さはなく、線は膨らんでいった。
 
 少し復習する。
 憲法は政府に対する命令である。(ダグラス・ラミス)
 今の政治は、ファシズムである。議会で多数を得ることはこういうことが出来るということ。憲法を無視したり、今まで連綿と紡いできた了解事項をこともなげに覆して平然としている政権を指をくわえて見つめるしかないのである。国会で嘘を平気につき、責任をとらないことが当たり前になっている。あるものも隠し、答弁の都合に合わせて改竄もする。日本はすでに喜んで戦争するファシズムの国となってしまった。アメリカの奴隷という立ち位置は変わらないが・・・。

 「社会契約論」(トマス・ホッブス)の成立について
 『リバイアサン』より
 人間の行為の動機は「傲慢」と「恐怖」からである。
 国家の正当性は、政府がなければ「自然な状態になる」。
 「自然な状態になる」は、国家が消えてしまった状態で、個人と個人の闘争が起こることになる。「第一自然権」(あらゆるものを自分のものにする権利)は、万人と万人との闘争を生み出すこととなる。これを防ぐため「社会契約」を結ぶ。
 それはそれぞれの個人が、(他の人も皆同様にするという条件で)自己の『第一自然権』による全てのものに対する権利を放棄する。そうすることによって無限な権利が国家権力-主権-となる。
・国家が無限な権力を握ってはじめて社会の治安、秩序ができ、人間生活が可能となる。なぜ国民が政府の命令(法律)に従うべきかに答えることができるようになる。でなければ「自然の状態」に戻る。これは義務ではなく、恐怖である。(ルソーが指摘するところ)自分の良心に従うことと政府の命令に従うことは別であり、この区別が自由人の大前提となる。「リバイアサン」にはこの前提は許されない。恐怖政治である。
 政府が社会契約を破り暴君政治になることを「反乱」といい、国民がその反乱政府を倒し新しい政府を建てることを「革命」という。(ロック)


 夕食は重湯とすまし汁。朝と昼には重厚ゼリーそれに牛乳、乳飲料が付いていた。胃はないというものの、何か買って食べなければもたない。
 かみさんからメール。帰ってきたようだ。冒頭の、駅に送って以来になる。実家に帰ったのだが遠いので入院のことは知らせなかった。明日行くとのこと。


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