石のつぶやき８９ 英国でも冬季、年寄りの死者が急増

１１月２７日（金）０９ 時事通信


昨冬の死者数、１．５倍に急増＝燃料高騰が高齢者を直撃－英


　【ロンドン時事】英国内の昨年の冬季死者数が前年の１．５倍に急増し、９年ぶりの高水準に上っていたことが、同国統計局の調べで明らかになった。特に目立つのが高齢者の増加。例年以上の冷え込みに加え、不況と燃料価格の高騰に伴う暖房の抑制が、高齢者の健康面に響いたもようだ。

　英国では、寒さのために冬季（１２月～３月）の死者数が他の季節を上回る傾向が強く、その差を「冬季超過死者数」として公表している。それによると、昨冬はイングランドとウェールズで３万６７００人に達し、前年比４８．６％増。６４歳未満（４３．５％）より、６５歳以上（４９．２％増）の伸びが顕著になっている。

　主な原因は、強い寒波とインフルエンザの流行。ただ、英国の著名なチャリティー団体の政策責任者は、遠因として「エネルギー価格が急上昇し、多くの高齢世帯が節約のために暖房を抑制せざるを得ず、病気につながった」と指摘している。　

ふたこと：「冬季超過死者数」、日本もこういう統計をしてはどうか？日本より人口が少ないイギリスで、日本の１年間の自殺者数と変わらない数字が、イギリスの冬の４ヶ月に集中している、悲しい現実だ。日本もこのような統計を取るべきだろう。気になるのは焼死者のニュースが、日本に多いことだ。

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