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狂牛病(BSE)情報872  トランス脂肪酸禁止、欧米で当然 [平成阿房伝]

12月26日(日)10  朝日新聞



トランス脂肪酸含む商品、店に置かず セブン&アイ方針




 小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスは、動脈硬化などとの関係が指摘されているトランス脂肪酸を含む商品を、原則として売り場には置かない方針を明らかにした。まずはコンビニエンスストアなどでの自主企画(プライベートブランド)商品での全廃を目指す。政府の規制に先駆けての大手の判断は、ほかの小売りや外食チェーンにも影響しそうだ

 セブンは、いち早く全廃の方針を打ち出すことで、食の安全への取り組みをアピールしたい考え。「全廃」実現には、風味の低下やコストの増加といった課題はあるが「長い目で見れば、顧客の支持を得られる」と判断した。

 セブンは、コンビニやイトーヨーカ堂で扱うパンや菓子などの自主企画商品で、数年前からトランス脂肪酸の低減を進めてきた。しかし商品の一部には残っているものもあり、鈴木敏文会長は「自社で開発している商品では基本的に使わずに、ゼロに近づけていく」と話す。

 生産を委託している食品メーカー側に、トランス脂肪酸を含まない油脂への転換などを求める。他の脂肪成分がかえって増えないように、食品成分のバランスにも配慮するとみられる。

 さらに、自主企画商品以外でもできるだけ削減するよう、メーカーへの協力要請を強める方針だ。

 欧米では、食品に含まれている量の表示義務化や、油脂中の含有量の制限といった規制が始まっている。日本でも消費者庁を中心に、表示の義務化が検討されているが、動きが欧米よりも遅れていると指摘されていた。(内藤尚志、角田要)


以下All Aboutから
 トランス脂肪酸:水素添加した植物油を扱う過程で人工的に生成される副産物です。トランス脂肪酸は、悪玉コレステロール、動脈硬化、心臓疾患、ガン、免疫機能、認知症、不妊、アレルギー、アトピーなどへの悪影響が報告されています

トランス脂肪酸の過剰摂取が心配される食事例
朝食:パンにマーガリンや菓子パン、クリーム入りコーヒー 昼食:ファーストフード、又は冷凍食品を利用したお弁当 おやつ:クッキー、クラッカー、 夕食:インスタント・レトルト食品を利用したもの■ぬりもの・オイル系 マーガリン、ピーナツバター、マヨネーズ、コーヒーのクリームなど ■お菓子系 ケーキ、アイスクリーム、チョコレート菓子、クッキー、クラッカー、菓子パン、ポテトチップス、ドーナツなど ■インスタント・レトルト系 カップ麺、インスタント麺、缶のスープ、シチューのルウ、カレーのルウなど ■ファーストフードやファミリーレストラン系 チキンナゲット、フライドポテト、フライドチキン、パイなど ■冷凍食品系 から揚げ、ケーキ、ピザ、魚のから揚げ、コロッケ、天ぷらなど


ひとこと:売り上げが落ちつつあるセブン&アイ・ホールディングス、これはいいことだろう。情けないのは、日本政府。コンニャクに右往左往、日本の食の安全をどうしたいかのメッセージが全くない。消費者庁も厚労省も全く機能していない。中国産ウナギで、マラカイトグリーン汚染ウナギを売ったセブン&アイ・ホールディングス、本気で食の安全を率先する企業に変身すれば、それはいいことだろう。問題は、傘がないことだ。しかし日本の問題は、欧州で禁止されているサラダ油、アメリカで受け入れられないキャノーラ油、これらを精査して使用できるかどうかを検証すべきだろう。
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