石のつぶやき２９９ 浜岡は他の原発再稼働の生け贄のはずだった

７月１０日（日）１１


浜岡原発を生け贄にして休止中の原発を再稼働するはずだった？

経産省が、休止中の全国の原発再稼働するマジックとして浜岡原発の廃炉を高らかに宣言して、現在休止中の原発の再稼働をもくろんだのである。経産省の「くぐつ」と化した海江田経産大臣に高らかなラッパを吹き鳴らさせ、再稼働を宣言させたはずであった。あろうことか、首相がそれを横取りしてしまった。

　首相は安全な原発は再稼働するという経産省の方針に一言も言わなかった。当然経産省の傀儡、海江田は予定通りの行動に出た。一番反対の小さそうな再稼働を容認している知事の玄海原発の再稼働を高らかに宣言した。出来レースであるから、当然玄海町長は容認する。全て筋書き通りであった。後は雪崩を打った如く再稼働のオンパレード。節電、停電という恫喝をかけながら・・・。

　ところが死んだはずの首相がストレステスト（耐性検査）なるものを突然言い出した。寝耳に水である。さらにことを悪くしたのは「やらせメール」発覚。共産党に感謝せねば・・・、菅さん。

　浜岡原発の再稼働を停止したときに耐性検査に合格しなければ再稼働を認めないと言えば、菅首相も支持されたであろう。延命のための方便になってしまったので、評価はされない。ヨーロッパ並みの耐性検査を時間をかけてやればよいのだが、誰がやるのかということだ。まさか原子力安全委・保安院では誰も信用しない。さてどうする、菅さん。延命のマジックがありそうだ。

　はっきりわかったことは、この暑さで消費電力は殆どピークに達しているはずだ。これで停電しないのであれば、この状態で凌げるということだろう。もし停電になれば、悪意でしかない。

　各電力会社の電気予報に注目しょうじゃありませんか。ただ、関西電力は試験運転を４月以来続けているのですよね。泊原発もそうですが・・・。これは法的に問題ないんでしょうか？

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