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狂牛病(BSE)情報969 米最高裁、加州へたり牛畜殺禁止、違法判断 [平成阿房伝]

1月23日(月)12  Bob Egelko,Chronicle Writer SFGate


   加州、歩行困難な豚「畜殺禁止法」、連邦最高裁で却下

 連邦法が畜殺場の監視をしているとして、畜殺する前に歩けないほどの「へたり豚」の豚肉販売を禁止したカリフォルニア州法は違憲であると連邦最高裁は月曜日、全会一致で可決した。
 カリフォルニア州議員は2008年、Humane SocietyのビデオがSan Bernardino郡での歩けない牛を蹴ったり、引きずったり、電気ショックを与えたり,フォークリフトで押し込んだりしている場面をビデオでみた後、へたり牛の畜殺禁止法を制定した。これらの動物から製造された肉は病気にかかっている可能性が高いと、Humane Societyの活動家はいう。

 連邦法は重篤な病気にかかっている動物の肉の販売を禁止している。新しい規制は歩けない動物にも適用した。しかし合衆国法では国の検査さえ通れば、羊や山羊のような歩けない動物でも販売することができる。

 肉加工業者が加州法の無効性を最高裁に提訴した。国の控訴審は2010年、カリフォルニア州の法令を支持した。しかしオバマ政権は米肉協会の最高裁への控訴を支持した。

 高裁は、連邦法は畜殺場に追加的な要求を禁止することで、国の畜殺場における人間的な扱いと畜殺に関する統一基準を示したに過ぎないとした。

 カリフォルニア州法は「敷地内の歩けない豚を畜殺場はどう扱わねばならないかを規制している法律であるからだ」と、それは連邦法の規制を侵害していると裁判官Elena Kaganは月曜日の判決の後、述べた。どこでも合法的に売れる豚肉は、カリフォルニアでは違法となると彼女はいう。

 判決はHumane Societyを落胆させた。

 米肉工業会はUSDAと下院との結びつきが強いとヒューマンソサエティの会長はいう。


ひとこと:アメリカの食肉協会は、GOP(共和党)牙城である。オバマ大統領ですら、無視することが出来ないほどの強力な圧力団体である。反抗勢力にたいしては、徹底的に粉砕するというアメリカの意志が働く。狂牛病の全頭検査をするという牛肉生産会社のまともな感覚も違法とされた。当たり前のカリフォルニア州法は、歩けない家畜は人の食べ物にすることを禁止した。それが違法であれば、全ての家畜は、政府の検査官の判断によって畜殺出来るかどうかが決まる。それが機能していないから加州は、歩けない家畜(この法律は狂牛病を防ぐことを旨としていた。豚ではない)が市場に出るのを禁止したのである。これからは全ての家畜は、アメリカ農務省(USDA)の判断で市場に出回るということだ。
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