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石のつぶやき403 河村さん、あなた悲しい人ですね [平成阿房伝]

2月20日(月)12   朝日新聞


「南京事件なかった」と河村氏発言 中国からの訪問団に

 名古屋市の河村たかし市長は20日、姉妹友好都市である中国・南京市の共産党市委員会の常務委員ら一行の表敬訪問を受けた際、1937年の南京大虐殺を取り上げて「一般的な戦闘行為はあったが、南京事件というのはなかったのではないか」と発言した

 河村氏は理由について、事件後の45年に現地に駐屯した父親が優しくもてなされたことを挙げたという。  

河村氏は09年の9月市議会でも、終戦を南京で迎えた父親の例を挙げて「オヤジは南京で本当に優しくしてもらった。大虐殺があったなら、こんなに優しくしてくれるんだろうか」と語り、「一般的な戦闘行為はあったが、誤解されている」などと発言していた。

ふたこと:多分河村氏のお父様は、立派な人だったのでしょう。個人的なことを言えば何でもある、「何でもあり」なのである。要するに個人的な経験で、それが全体を言いくるめることには無理がある。あなたの父上は立派な人であったのでしょう。その父上が敵の恨みを抱いている中国人から思いもしない歓待を受けた。そのことだけを切り取って言えば、美しい物語かもしれません。このときの日本と中国との関係に思いを馳せましょう。このときの中国は日本の支配下にあったのです。その中国人が、支配者に対して屈辱的な思いで歓待せざるを得ない情況であったと考えるのが、素直な受け取り方でしょう。それでもって南京虐殺はなかったという言い方は、現実を直視できない恥知らずと思えませんか。それを認めないとすれば、あなたの目指す政治とは何なのでしょう。減税といえば数字の話に行き着きます。わたくしはそれに異論を唱えませんが、南京虐殺はなかったといえば、虚しい悲しみだけが透けて見えます。あなたの目指すものの根底が問われているのです。  
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