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狂牛病(BSE)情報1005続報、米で4頭目の狂牛病 [平成阿房伝]

4月24日(火)12    By Pall Rogers San Jose Mercury News


       セントラルヴァレーの乳牛が狂牛病 
食の安全に新たな疑問とカリフォルニアの 数十億ドル規模の農業に打撃を与えることとなる声明が火曜日、セントラルヴァレーの乳牛に狂牛病が発見されたとアメリカ農業省(USDA)によって出された。
 これはカリフォルニアで初めての狂牛病で、2006年以来、米国で初めてのケースである。
 USDAのチーフ獣医John Clifford氏は、その牛が畜殺場で見つかったという、そして死骸は調査のためにそこに置かれているという。その牛による健康被害はないという。

 しかし多くの疑問に答えられないままである。その牛はどこから来たのか。病気をどのように感染したのか。感染しているほかの牛はいないのか。そしてその牛と育ったそれらの肉は、売られてしまったのか。

 その牛はハンフォードの移送施設で火曜日、陽性と判定された。そこはBaker Commoditiesによって運営されている。Bakerは全米に21工場をもち、牛の死骸でペットフードや鶏の飼料、そして石けん、塗料、化粧品に使う油脂を生産している。その企業は乳牛や肉牛の「死骸運搬」をしますと広告している。

 家畜は解体工場に行く前に移送施設に運ばれて、皮を取り除く。そこでサンプリングテストがされた。たまたまその牛が検査されたのである。(4月18日、加大デ-ビス分校で検査されて陽性と判明。さらに詳しい検査をするためにアイオワのUSDAの研究所に送られた、その結果が火曜日に発表された。訳者注)

 その牛を近くの農場から集めたと、Dennis Lukey副社長はいう。解体工場に行くところだったという。

その牛がどこから来たのか、牛の月齢のような他の詳しいことは分からないとしている

 アメリカの乳牛は最終的にペットフードや他の製品をつくるのに畜殺されるが、ファストフード店や学校給食用のハンバーガーを含めて、人が食べる挽き肉やその他の肉製品に加工されることもある。

 アメリカ農業省は火曜日、狂牛病は感染した牛の脳や神経細胞が付いた肉を食べたときに感染することはあっても、ミルクを飲んで感染することはないと強調した。ヒトの狂牛病はめったにない、しかし罹れば致命的であるという。

 カリフォルニア州農業局は火曜日、今回の狂牛病発見は州の食の安全対策がはたらいていることを示したものだと声明を発表。

 牛乳と肉は安全である。牛乳から感染することはない、と食品と農業局のKaren Ross秘書もいう。食の安全体制の強化により、この牛は食品や飼料に入り込んでいないともいう。

 しかしアメリカ農業省の安全規制に不備があることを、この牛が示していると批判している。ブッシュ政権になって毎年の狂牛病検査の数が激減した、と消費者グループのElisa Odabashian氏はいう。

 1年にわずか40,000頭しか検査されない、何百万も何百万もの牛が畜殺されているのに。これは異常なことである。検査しないから病気を見つけることも不可能である。検査態勢が小さすぎるともいう。

 カリフォルニアの農業生産量は全米一である。$37billionの農業生産高である。牛乳が最大の農業製品で、2010年度で5.9billion、牛肉は2billionである。

 肉業界は火曜日、消費者に安全性をアピールするのに懸命だった。

 全米食肉研究所の副会長のJames Hodges氏は、アメリカでは2003年以降わずか4件しか狂牛病は発見されていない、ヒトの狂牛病は1件もないと述べた。

 確かにBSEのニュースは関心や疑問喚起するが、われわれの動物の疾病対策は強固で牛肉は安全であることを事実証明していると、彼はいう。

 しかしこの組織はカリフォルニア州の動物の扱いについての厳格な基準を、最近何年もかけて連邦裁で違法とさせた。2003年の狂牛病発生後、下院は「へたり牛」(病気で歩けない牛)を業者が売ることを禁じた、加工して人の食べ物にしないために。

 カリフォルニアはさらに進めて2009年、より厳しい州法を可決した。全ての歩けない動物(豚、山羊や羊を含めて)を食品の流通にのせないように肉加工業者に安楽死させることを求めた全米食肉協会と全米食肉研究所は、連邦法がカリフォルニアの厳格な法を禁じる訴えに出た。1月、アメリカ最高裁は、この訴えを認め、カリフォルニア州法を違法とした


ひとこと:狂牛病発生を何故認めたのかが、不思議なぐらいである。カリフォルニア州立大学デービス分校で検査され、陽性と出たため、さらにUSDAの研究所で検査された。どのような検査方法かはどこの記事にも記載されていない。その結果がこうも迅速に発表されることも、今までにないことだ。テキサスで見つかった狂牛病は確認して発表されるまで7ヶ月かかっている。イギリスにも検査を依頼していた。 魂胆は明らかになってきた。アメリカで発生した3頭の狂牛病は、全て非定型Lタイプであり、世界で60例しかないという。これが意味することは、何らかの原因で偶然狂牛病になったというストーリイにつきる。つまり肉骨粉が原因の狂牛病ではないということだ。アメリカでは肉骨粉が原因の狂牛病はない、だからアメリカの牛肉は安全だというのである。当然今回の乳牛も非定型の狂牛病ということに落ち着いた。4000万頭もの牛を畜殺していながら、検査されるのが40000万頭なのです。日本は全頭検査をやっています。  アメリカで問題なのは、牛を追跡調査する手法が確立されていないのである。何歳であるのかも分かっていない、この牛は30ヶ月以上14歳未満という。どのように死んだかも明かされていない。こんなアメリカ牛肉をあなたは食べますか?
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