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石のつぶやき447 日本人はゴードン・ヒラバヤシ氏に学ぶ謙虚さが [平成阿房伝]

5月30日(水)12 時事通信

故ヒラバヤシ氏の抗議評価=米大統領が最高位勲章-



 【ワシントン時事】オバマ米大統領は29日、文民最高位の「大統領自由勲章」を第2次世界大戦中の日系人強制収容に反対した故ゴードン・ヒラバヤシ氏やミュージシャンのボブ・ディラン氏、女性で初めて国務長官を務めたマドレーン・オルブライト氏らに贈った。

 オバマ大統領は贈呈式で、ヒラバヤシ氏らわずか3人の日系人が強制収容命令を拒否したと紹介。同氏は当時、法廷闘争で敗訴したが、約40年後に判決は覆されたとし、「ヒラバヤシ氏のように立ち向かう市民がいるからこそ、この国はより良くなっていく」と述べ、同氏の抗議活動を評価した。 

ふたこと:日本の叙勲とこうも違うのかと、あらためて考えるのです。ゴードン・ヒラバヤシ氏は、アメリカで生まれたのであればアメリカの市民権が当然あるはずなのに、何故強制収容されなければならないのか。しかも、財産を二束三文で売らねばならなかった。それに異を唱えた。今の日本人にこのような人権に対する強固な意思表示できる人はどれだけ存在するのだろう。否、否であろう。  わたくしは、強固な人権意識を感じながらも、流されてきた。日本憲法における基本的人権の体現に、何もかかわらなかった。司法や立法がときのエスタブリッシュメントの意のままで、何も変わらなかった。敗戦を経てどれだけ日本人は学習したのであろうか。確かに経済的に成長した。それは政治の勝利ではなく、日本人の勝利であった。それを政治の力という恥知らずが、つい最近まで日本人を踊らせてきたのだ。  そして今、フクシマ第一原発の破綻にもかかわらず、原発を稼働しようとしている、恥知らずなエスタブリッシュッメントに身を投げるバカが相変わらず存在する。これがおかしい、日本国民が納得する原発廃絶を何故今決められないのか。全く不可解である。  ゴードン・ヒラバヤシ氏は、その矛盾に立ち向かったのである。あってはならないこと。 今の日本人、わたくしも含めて、あってはならないことに異を唱える勇気を持たなければ、この国は滅びるしかないだろう。
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