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石のつぶやき448 原発再稼働と消費税増税 [平成阿房伝]

6月4日(月)12


         原発再稼働と消費税増税
この2つのことを野田政権は、不退転の決意とか、政治生命をかけてとか大言壮語を弄して目的のために手段を選ばぬ決意を示しているらしい。何のために?とにかく再稼働と増税をするのだという。こんな野田に付き合わされる国民はたまったものじゃない。あまりの強引さに言葉を失うとはこのことだ。わたくしはこの国の行く末が決定する事項に、民が何の意思表示もできない情況に慄然としている。実際言葉の空しさを感じ、しばし沈黙せざるを得なかった。

 この2つに共通することは、どちらも今すぐにすれば国民を危険にさらす、不幸にすることである。その手口はどちらも恫喝である。なりふり構わず猛進する野田政権はゾンビの群れそのものだ。
 やる前にすべきことがある、当然の理である。原発ではストレステストで指摘されたことは、クリアーされて初めて安全に少し近づいた程度のものにしか過ぎない。来年や再来年の工事計画でもって安全と判断するこの国のエスタブリッシュメントの走狗野田は、相変わらずの戦前思考そのものである。国民の命を危険にさらすことなど、意にも介していないということだ。優先すべきは原発を動かすことだけである。原発事故直後、計画停電の恐怖を植え付けた東電は、今年の夏は電気は足りているらしく、大きな恫喝をしない。原発を動かさずに電力を供給できるということを示している。代わりに大幅な値上げを平然と行おうとしている。一番の負担を被るのは、一般の家庭である。

 関西電力の大飯発電所を夏場に稼働しなければ、電気が足りている(原発なしに)ことがはっきりしてしまうのを恐れて計画停電の恫喝を持ち出して、経済界を総動員して原発を稼働しなければ停電する、そんな状況でとても工場を稼働できない、海外へ出て行くしかない、雇用はなくなると散々脅したのだろう。で、原発の再稼働を容認した関西広域連合。本当にそうなんだろうか。???である。
 フクシマ第一原発の原因調査も発表されてもいないのに、責任の所在も明らかにされないまま、安全が担保されないまま、必死に稼働させようとするのには、他にもっと暗い闇があるのではなかろうか。
 
 消費税増税が現実のものとなりつつある。「社会福祉と税の一体改革」といいながら、消費税増税のことしかない。その消費税も欠陥だらけであることが分かっている。それに手を加えぬ方向で突き進もうとしている。生活必需品に消費税をかけないとか、後で支払った消費税を戻す制度を今つくっておかないと、貧困層は生きながらえなくなる。この消費税にもきちんとしたストレステストをしなければならない。僅かな金をばらまいてそれでお茶を濁そうとしている。消費税を払った業者は伝票(インボイス)を添付して、支払いの流れを明確にしなければ意味がない。伝票に基づいて税を捕捉し、輸出されれば伝票の発行元に消費税を還付しなければならない。今では最終輸出業者がその還付金を独り占めしている。このようなことを是正もなしに増税に走っていくことは目に見えている。自民党と野田が組めば、何の考慮もされないことは明々白々である。
 こういう案で消費税増税しますと国民に問えばよいのだ。それをしないで、もっと他にもやることがあるのにもかかわらず、一切無視して、消費税増税だけを国会で決めてその後に解散などというのであれば、国民を愚弄している。本末転倒も甚だしい。

その前にやることは、ありませんか。官僚に完璧に洗脳された野田政権は、「けつの穴」という以外なにものでもない。
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