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狂牛病(BSE)情報1021 浅漬けのO-157は今後も発生する [平成阿房伝]

8月17日(金)12 読売新聞


酸性弱い「浅漬け」、O157減らない実験も

 浅漬けが原因となる腸管出血性大腸菌 O ( オー ) 157による集団食中毒では、2000年に埼玉県の高齢者関連施設で1人、05年に香川県の施設で6人が死亡している。 野菜は、発生件数は少ないものの、食中毒の原因になりうる。ヨーロッパでは昨年、スプラウト(新芽野菜)が原因とみられる腸管出血性大腸菌O104による大規模な食中毒が発生、約50人が死亡した。

 乳酸菌で発酵させる漬物は本来、乳酸が雑菌を死滅させるが、浅漬けは水素イオン指数(pH)が5程度と、発酵させた漬物に比べて酸性が弱いものが多い。佐賀大学の染谷孝准教授(土壌微生物学)は「O157は比較的、酸に強いのが特徴。米国でpH4以下のリンゴジュースで長期間生存した報告もある」と指摘する。香川県環境保健研究センターが浅漬けにO157を付着させた実験では、4度の低温で7日間保管しても菌数はほとんど減らなかった。

 生野菜の汚染ルートの一つとして専門家が指摘するのは牛ふんの堆肥だ。堆肥は発酵する途中で60~70度の高温になり、O157などの大腸菌は死滅するが、発酵が未熟な堆肥には菌が残る。O157は75度、1分の加熱で死滅するが、生野菜を漬ける浅漬けは、加熱の工程がない。

 染谷准教授は「牛の保菌状態を把握し、国が堆肥の細菌量について衛生基準を定めるなどの対策が必要」と説く。


ひとこと:アメリカではホウレンソウからピーナツバターまでありとあらゆるものが、O-157:H7、サルモネラ菌、エストリア菌に汚染されている。多くの人々が食中毒で死亡している。日本でもその方向になりつつある。今回の場合、白菜などを洗浄した水は大丈夫であったかも重要な決め手になる。井戸水を使用する場合、保健所で定期的に検査を受けているか、総合的に徹底的に調査する必要がある。
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