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石のつぶやき543 毒饅頭を食った民主党 [平成阿房伝]

11月9日(金)12 時事通信


官房機密費、民主政権で35億円

 政府は9日の閣議で決定した答弁書で、2009年9月の民主党政権発足以降、今年11月5日までに官房機密費(内閣官房報償費)として、計35億2000万円を支出したことを明らかにした。このうち、昨年9月に発足した野田内閣で支出された機密費は13億3000万円だった。

 一方、政権交代以降に未使用額として、3885万6818円が国庫に返納された。共産党の塩川鉄也衆院議員の質問主意書に答えた。 


ふたこと:民主党はこの官房機密費、公表するとしていた。ところが平野は、もごもごとして何年かには公表すると言い出した。これが全てである。民主党は毒饅頭を食ってしまったのだ。野中氏はこのことをいっていたのであろう。  この後民主党は、マニフェストが幻となり、官僚の手の内に舞い踊るくぐつとなって仕舞うた、これが全てである。民主党の支持されたものがひとつひとつなし崩しに手の内からぽろりぽろりとこぼれ落ちていった。それが民主党に期待した民の期待を蔑ろにして官僚の手先となった。菅、野田は消費税を増税すると言い出した。野田はそれに邁進して自民党と公明党と手を組んだ。悪の枢軸である。その中心は明治以来の官僚の醜い姿である。死せる恐竜が生きながらえる構図をはからずも、皆の前にさらけ出した。それをマスメディアの総力を動員までもしてその恐竜の姿を写し絵の如く、まぼろしでしか過ぎないものを美しく描いておのれの延命をはかった。描いたものも同様の姿である。それが今ある日本の幻灯写真か、日光写真か。  民主党はこれでお仕舞いである。めざすべきものが、何もないのですから・・・。自民党は勝ったの如く振る舞っているが、民主党より始末の悪い、とうに終わった政権であるのだ。この政権にもう一度やらせようという甘い国民がいるとすれば、日本人がいかに阿呆かということを証明することになる。では橋下かと、問われれば、それもないんだよな。悲しいことに選択肢は縮まるが、その現実から考えなければならない。  その選択をする最低限の政党の姿勢、マニフェストは、「原発撤廃」、「消費税増税廃案」、「TPP」をどうするかであろう。野田が薦めることにはろくなことはない、TPPもその延長線上にあるが、農協の主張は全面的に受け取れないが、TPPは日本の農業どころか、金融保険までもアメリカの餌食となってしまう。まずは日本の農業を根本的に再生させる政策をもった政党を選ぶしかない。今までの自民党は、農業地の規模の拡大がアメリカに対抗手段になるとしてきた。それは嘘であった。先ず始めたのは3反、小さい田畑を3反にした。それが一巡すると今度は1町の規模が必要と言いだし、実際その方向に税金を使ってきた。それで日本の農業はどうなった。規模を広げても待っていたのは減反政策。  そのことをはっきりさせたのは、農業のためではなく土木業者の儲かる仕組みでしかなかったことだ。農業の衰退は自民党の所為である。つまり官僚なのである。  民主党は小沢を抹殺しておのれも滅びる運命にあったのだ。今の第三極とやら、マスコミが混乱をさせて自民党に勝たせる仕組みを作ろうとしているに過ぎないが、そのことの本質が小沢抹殺にあったことを、ゆめゆめ忘れてはならないのだ。アメリカ、日本のマスメディアを総動員して小沢を葬った、「日本の行く末」が彼の政治生命にかかっていたことことの証明である。彼が構想したマニフェストはきら星の如く輝き、日本の将来を託するようになった。  だがその輝きは、悲しいことに単なるメッキにしてしまったのが、民主党の勝ち馬に乗っただけのさもしい輩の集団にしかすぎなかった。これは小沢の最大の誤算であったのだ。そこまで彼に責めを問うのは、酷というものかもしれない。これも日本国民の未熟さを露呈する証明なのかもしれない。だがしかし、ここが正念場なのである。これを乗り越えて日本の将来を見据える政治家の存在を見極める目で今後を見つめたい。確かな目を行使するしかないのであろう、あなたの。
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