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石のつぶやき583 ケータイの話、こんなことでした [平成阿房伝]

          ケータイの話



 わたしの場合

9月25日(火)
ずいぶん前から電話の相手が聞こえないという。蚊が鳴いているような音だという。今まで何台も機種を換えてきたが、音声で問題になることはなかった。相手の音声は調整できるがこちらの音声は調整できない。取扱書を調べるが、全く記述されていない。メーカーに問い合わせようとするが、連絡先の記述がない。しかたなくケータイ販売店で音声をみてもらおうと思っていたが、ついつい面倒な気分が先に立ち半年以上経過してしまった。その間相手が聞こえないというと、まさに怒鳴って用を足していた。
 しかし相手にも失礼なことでもあるし、出かけた帰途に行くことを思い立った。思い立ったが吉日のつもりであったが、悪い予感がした。なぜか休みのような気がした。土、日やっていて、休みを取るとなると火曜日、水曜日が順当なところ。月曜日は散髪屋以外何故か、ない。ということは火曜日? 倒着してみると案の定、店は休み。これほどがっかりすることはない。

9月26日(水)
山から帰ってケ-タイの修理に行こうと思ったが、面倒になった。何となく昨日の予想できた範囲で、店に到達する少し前にしか感じなかった判断の悪さを恥じいた。
 やはりここは先途、行くことにした。昨日休みのところに行くと、ここは修理を受け付けられないという。がっくりくる。普通売ったところが何でも引き受けるのが浮き世の常識。何故か「ショップ」というところでないと修理は受けつけられないとお客のことも考えないで言いのける。ショップはこことここにあるのでそこへ行ってくれという。 出鼻を挫かれる羽目になる。内心穏やかではなかったが、気を取り直して奴隷となって修理してくれる「ショップ」というところに行く。
 待たされて「丁寧な説明」を聞く。修理に出すが、客とメーカーと直ではない。ケータイ電話会社が修理に出すので、直接客が問い合わせることもできない。これはおかしなシステムである。ケータイの全体がすべて異常な収益構造となっている。末端の機器を直接手に入れている客の意向がメーカーに反映しない。ブラックボックスになっている。
わたしのケータイを担当者はためつすがめつ眺め、きれいに使われているので外部からの力で壊れることはないだろうという。私どもの修理部門がどういう判断をするかはここでは分からないという。保証期間内ではあるが、「見積もりが発生する」かもしれないと釘を刺す。とりあえず代わりのケータイを貸してくれる、汚いケータイだった。そんなケータイでも何かあればケータイ会社の要求する金額を払わなければならないと、一方的に契約書が作成される。修理の暁には書類全てを持参するようにいう。
1週間経ってショップから電話があった。修理が終えたので引き取りに来て欲しい、マイク等を取り替えたという。もちろん費用は発生しない。ロハであるのは当然だ。汚いケータイはなるべく触りたくないので、すぐ我がケータイを受け取りに行った。


彼女の場合

10月21日(日)晴
 彼女はケータイを買い求めていた、人気の機種であった。
 昨日電話が入った。彼女の求めたケータイが入ったと。もしあす彼女が行けないとすると、次の人に渡るそうな。どこまでもバカにした売り方だ。
 10月12日から彼女はケータイを失った。買いにいく前日、駅でケータイを落とした。画面が表示されなくなった。iPHONEは入荷待ちだった。その間もケータイがいるので修理という方法を取った。見積もりが来て5,250円という。新しく買うのに修理はしたくない、あったりめーのことだ。新しく買うのに壊れたケータイを修理するバカはいない。そうすると借りているケータイは10月12日に返却しなければならない契約であるという。彼女は仕方ないという。わたしは彼女が連絡先とした電話を受け取った、かけてきた担当者に新しいのが入るまで貸してやってくれないかと持ちかけた。相談してみますと言うには言うが、何人をも経て結局契約通りに返却させられた。10日ほどケータイなしで過ごしていた。本人は別に問題はないらしい。彼女が優しいからだ。万一ケータイがないことで不都合なことが起こったとしても、ケータイ会社にとっては何の問題もない。新しい機器を注文して買うといっても、在庫がないという。その責任は売る側にあるはずだ。それを人気機種が入荷しないことが当たり前と思っているとしたら、思い上がりも甚だしい。顧客の要望に応えられないのであれば、顧客を優先するのが通常の商慣習である。つまりお客が困らないよう、少しの時間、商品が入荷するまでケータイを貸し出しても誰の腹も痛まない。そのような度量のないケータイ会社、まさしく日本だけに特化した阿呆な、日本人がバカであることを証明する象徴だ。


またまたわたしのはなし

10月25日(木)晴
 起きると10時だった。猫を病院に連れて行く。病院に預けて「ショップ」のあるスーパーマーケットに行く。ケータイの電池の消耗が激しい。昨日もその前もキノコの写真を撮った、2枚目を撮ろうとしたら、電池の残量が無いのでカメラを中止しますというメッセージが入る。2度目だ。ケータイ会社の総合案内にかけるとショップに行って電池を調べてもらえという。わたしの機種に特に問題はないかと聞くとそういう情報はないという。今まで電池で問題になったことはない。先月、こちらの音声が小さいというクレームが電話をかけた相手からいつも音声が小さい、蚊のような音だという。それで修理したところだ。これも初めてのことだ。マイクの調子が悪いというのは・・・。シャープの製品だ。もちろん無料修理だ。
 当然バッテリーも無償で交換されるものと思ってショップに行った。機器の保証は3年間だが、バッテリーは入らないと言う。有償だという。この製品で問題になったことはないかと聞くと、どこかに問い合わせて、問題はないという。とにかく有償だと主張する。 丁寧な物言いでマニュアル通り、何の感情もこもっていない受け答えする。結局困るのは消費者。この機器をつくったメーカーに消費者はクレームをつけられないのだ。ケータイ会社の判断次第。ケータイ会社の勝手放題ということになる。仕方なくバッテリーを求めることにする。すると金を払えという。通常の商取引であれば、品物と引き換えに代金を支払うのである。ところがケータイ会社は前金制度なのである。どこまでも消費者を舐めきったケータイ会社の手法、どこからこんな態度が取れるのか、摩訶不思議な存在である。でも必要とする者は弱い。仕方なくバッテリー金を支払う。腹が納まらないが、面前の若い女に言っても所詮無駄である。 銀行と郵貯を済ませ、ずいぶん昔の風呂の掃除器具の取り替え部品を探す。漸く三つ目のホームセンターで、うちにある棒に合う先端の部品を探し出す。

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