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石のつぶやき629 仏最高裁判断、信仰で解雇は無効 [平成阿房伝]

3月20日(水)13 共同通信


仏最高裁、ベールで解雇は無効 「信仰理由の差別」


 【パリ共同】フランスの破棄院(最高裁)は19日、パリ郊外の私立保育園で2008年にイスラム教徒のベールを勤務中に着用したことを理由に女性保育士が解雇されたことについて「信仰を理由にした差別」とし、解雇処分を無効とする決定を下した。フランス公共ラジオなどが伝えた一審の労働裁判所と二審の控訴院は、公共の場所に宗教色のあるものを持ち込んではならないという原則を理由に処分は正当としていた。

ふたこと:欧州で国内のイスラム教徒人口が最も多いフランスで11日、イスラムの女性が顔をすべて覆うベールを禁止する法律が施行された。(2011年4月11日AFP) 信仰を理由にした差別は許されない、という最高裁の判決。フランスは3権分立が機能している証である。ひるがえって日本は、どうなのか。成熟した民主主義社会なのかどうかが問われる根底的な尺度であろう。ところが日本は、自民党の独裁政権の意志のもと自民党の一党支配が全てであると確信してきた。ところが精査すれば、日本の場合は明治以来の官僚の支配であったのだ。官僚は敗戦後、アメリカの支配のもとで生きながらえる狡猾さだけを研磨してきた。その彼らが自民党を操ってきて、ここに至った。  日の丸、君が代法案を可決すると、それ自体が一人歩きしだした。日の丸君が代は強制力を持たないとして可決されたのであって、このようなことが起こるとは誰も思わなんだ。これが日本の不可思議な、時の権力に迎合するだけの司法だ。3権分立など、端からないのだ。  フランスの最高裁の判断、その基準は憲法に合致するかどうかだけである。日本には、そのような判断をする裁判官はいない。官僚の支配が貫徹されている。あまりにも悲しい日本の現実。大阪では、卒業式の君が代で、今年は反旗を記す教師は出なかったという。
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