狂牛病（ＢＳＥ）情報１０６６ Ｈ７Ｎ９型で７人感染

4月2日（火）１３ 時事通信

江蘇省で新たに４人感染＝鳥インフル、中国で７例

　【上海時事】中国・江蘇省政府は２日、Ｈ７Ｎ９型の鳥インフルエンザに感染した男性１人、女性３人の計４人が危篤状態にあると発表した。中国当局により初めて確認されたＨ７Ｎ９型の人への感染は、上海で３月に死亡した男性２人と、安徽省の女性に続き７例となり、上海を中心とする華東地区での感染拡大が懸念されている。　

江蘇省の患者は、蘇州市の８３歳の男性と、南京市の４５歳、宿遷市の４８歳、無錫市の３２歳の女性３人。４人は３月１９～２１日に発熱などを訴え、治療を受けていた。

　上海市政府は２日、インフルエンザ流行への警戒態勢を強化する措置「３級」を発動した。４段階のうち下から２番目で、市内の病院に原因不明の肺炎患者の発生状況を毎日報告させるなど監視態勢を強化するほか、市民には野鳥や生の肉を食べないよう注意を促している。　

中国上海市でＨ７Ｎ９型の鳥インフルエンザに感染した８７歳と２７歳の男性が３月に死亡した問題で、世界保健機関（ＷＨＯ）中国事務所のオリアリー代表は、２７歳の男性が豚肉の仕入れ・販売を行っていたとの報道があることから、豚などの動物が感染源である可能性を排除しないと語った。中国メディアが２日伝えた。

　Ｈ７Ｎ９型で人への感染が確認されたのは世界初で、同代表はＷＨＯとしてあらゆる支援を提供すると表明。死亡した２人のほか、安徽省の３５歳女性が江蘇省南京市の病院で治療を受けている。この女性も家禽（かきん）や豚と接触していたとの報道がある。


ひとこと：Ｈ７Ｎ９型の鳥インフルエンザは、本来感染力は強くないとされている。１万頭に及ぶ豚の河川への大量廃棄も何らかの因果関係があるだろう。何となく不気味な様相を呈してきた。

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