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石のつぶやき702 官僚の高笑い、消費税増税で財政赤字は悪化する [平成阿房伝]

9月4日(水)13   朝日新聞朝刊
  経済気象台


    財政規律の喪失


 南欧諸国ではなく、日本がいよいよ禁治産国家に陥ろうとしている40万円の給料で90万円の支出を続ければ家計が破綻することは、家計を預かる主婦なら誰でもわかる。 ところが最高学府を出た官僚や政治家にはわからないらしい。40兆円の税収入が来年度には消費税増税で少し増えそうなので、来年度の概算要求では各省庁とも新しい支出を積極的に計上し、過去最大の99.2兆円になった。
 国の債務が国民総生産の2倍を超え、諸外国から心配されている自らも財政赤字縮小はいよいよ待ったなし、と言って消費税増税を訴えたのではなかったのか。今回の予算要求を見て、官僚や政治家が徴税力を高めるのは、赤字減らしのためではなく、自らの資金配分にともなう権限の拡大を目的にしていることがはっきりした。その結果、財政赤字は拡大し子孫へのつけ回しが一層大きくなる。
 しかも消費増税の一方で法人税は減税しようとする。法人税率は米国に次いで高いから、というらしい。しかし、これはまやかしだ。昨年の法人税は約9兆円で国内総生産475兆円の1.9%でしかない。地方法人税を加えても3%程度で、これは欧米主要国に比べて高くはない。さらに日本には最高9年間使える繰越欠損金控除があり、所得を実態より小さくできる。現に企業の4社に1社しか法人税を払っていない
 米国では借金を子孫につけ回すことは「道徳に反する」とし、議員で赤字削減がまとめられなければ、強制的に歳出カットを義務付ける。その成果で、最近は赤字が減少している。日本政府には道徳心も責任感もないのか。これでは強制的歳出削減を義務付けるしかないようだ。 (千)


ふたこと:消費税増税で財政赤字を減らすという増税と社会保障の一体改革というお題目を唱え、民主党政権を潰してどんな政策が出てくると期待させて結局,官僚のやりたい放題だけなのである。政治家はもう利用されているに過ぎない。  東日本大震災を利用して復興増税を民主党政権下で可決させた。その結果、凍結されていた整備新幹線、第二名神その他の積み残しを全て解除した。さらに関係のないところにも大盤振る舞いをした。同じ構造なのである。財政赤字再建など毛頭も無いということである。日本国民を不幸にする官僚の目論みに日本国民は乗ってしまったのだ。これから何が起きても日本国民は指をくわえて見つめているしかないのだ。
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